
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回は『妖怪ウォッチ3』をレビューします。
本作はメインとなる舞台が日本からUSAに移りました!
前作で訪れた場所もほとんど行くことができ、日本にも新マップが増えたので半端ないボリュームですよ!
問題点も多い作品なんですけどね…。
妖怪ウォッチ3は「スシ」「テンプラ」の2バージョンが発売されてます。
僕はスシをプレイしました!
3では女の子主人公がフミちゃんからイナホちゃんに変更されました。
男の子主人公のケータくんとイナホちゃんのパートを交互にプレイしながら物語を進めていくのが特徴です。
2016年12月15日にはマイナーチェンジ版の「スキヤキ」が発売されました。
映画連動クエスト等の追加要素が気になる方はこちらがオススメです。
本作は大型アップデートが何回か行われました。
僕がプレイしたのはほとんどアップデート前なので、アップデート前の印象でレビューを書きました。
目次
作品情報
製品名:妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ
対応機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:RPG
発売・開発元:レベルファイブ
発売日:2016年7月16日
CERO:A
評価点
更に作りこまれたマップ

新たな舞台であるUSAの「セントピーナッツバーグ」はさくらニュータウンと同じようにいくつかのエリアに分かれてます。
USAのマップもしっかりと作りこまれているので探索が楽しいですよ!
本作初登場のサブキャラも何人か存在します。

イナホパートでは前作までの舞台である日本の「さくらニュータウン」で物語を進めていきます。
「アオバハラ」など前作には無かったエリアが追加されました。
イナホパートでは新エリアへ行くことが多いのでマンネリ感無くプレイできますよ!
日本とUSAのマップを合わせるととんでもないボリュームになります!
前作で行けたところは大体行けますからね!
(流石に過去の桜町には行けませんが)
USAの雰囲気にマッチしたBGM

本作で追加されたBGMはUSAらしさがあり、雰囲気にマッチしてます。
特にマップの曲と戦闘曲は良曲揃いですよ!
ボス戦のBGMがロック調でカッコいいので特にお気に入り♪
日本のマップでは前作のBGMが流用されてます。
使い回しではありますが、前作のBGMも良曲揃いですよ!
陣形の要素を追加した戦闘システム

本作では戦闘システムが一新されました!。
妖怪が自動で戦うのは前作までと同じですが、陣形の要素が追加されて戦略性UP!
妖怪を縦につなげると守り重視になり、横につなげると攻撃時に味方が追撃してくれるようになりました。
敵が必殺技を使うときは範囲が表示されるので、チャージが終わる前にその範囲から抜け出すことで回避することができます。
新アイテム「妖怪ブラスター」で敵に大ダメージを与えることもできます!
強力ゆえに1回使うとしばらく使用できなくなりますけどね。
問題点もありますが、前作までの戦闘システムと比べると戦略性が大幅に上がったところは良いですね!
豊富なミニゲーム

前作までのミニゲームに加えて、イカダで川くだり、宝探し、クレーンゲーム、ゾンビナイトなど様々なミニゲームが追加されました!
ひとつの作品にこれだけのミニゲームが収録されているのは素晴らしい!
プレイヤーを飽きさせないようにしているところに好感が持てました♪
ケータとマックの友情

男の子主人公のケータくんと新キャラのマックくんの友情は昔のアメリカ映画を観ているような気分になれました。
一緒に夜のスーパーに潜り込んだり、イカダで冒険するのはとても楽しかったです!
メリケン妖怪のデザイン

「メリケン妖怪」はいかにもUSAっぽいデザインで妖怪ウォッチ3の舞台にマッチしていると感じました!
カッコいい妖怪から可愛い妖怪まで様々です!
ダジャレのようなネーミングも相変わらず上手いなぁと思いました(笑)
大型アップデートで長く遊べる
妖怪ウォッチ3は数回に渡って大型アップデートが無料で行われ、様々な要素が追加されました。
そのため、ニンテンドー3DSのゲームの中でもかなり長く遊ぶことができる作品です!
発売初期にあった問題点も現在は改善されてます。
特に時間を細かく切り替えられるようになったのは、時間指定イベントが多い本作では助かりました。
アップデートされたのはクリア後ですが。
不満点&気になったところ
快適性に問題あり

本作は妖怪をサーチするモードで簡単なシューティングを行います。
難易度自体は低いのですが、前作よりも時間が掛かるようになったので面倒になったと感じました。
ここは前作と同じようにメーターが溜まるまでサーチし続けるシステムでよかったと思います。
本作は移動も面倒だと感じました。
便利な移動手段である自転車とうんがい鏡(ワープゾーン)が利用できるようになるのが遅いからです。
本作は長距離を移動させられることが多いのでもっと早く利用させて欲しかったです。

アップデート前は時間を細かく切り替える機能がなかったので、時間指定イベントでは指定された時間まで放置する必要がありました。
時間まで別のことをやれば良さそうですが、ランダムイベントに巻き込まれてしまうと強制的に朝になってしまうことがあるので危険だからです。
発売初期の時間指定イベントは正直嫌がらせかと思いました(汗)
新戦闘システムの問題点
陣形の要素が追加されて戦略性が上がった点が評価できる新戦闘システムですが、いくつか問題点があります。
敵の必殺技を避けられるようになった反面、こちらの必殺技も避けられるようになりました。
避けられないようにするには、まず別の妖怪で必殺技入力して相手を移動させてから本命の妖怪で必殺技を使う必要があります。
毎回フェイントをかけるのはなかなか面倒ですし、フェイントでもある程度妖力を消費してしまうのが厄介でした。
相手妖怪に取り憑かれた状態(他のRPGでいう状態異常)を解除するための「おはらい」にも問題があります。
前作同様に下画面で簡単なミニゲームをしておはらいをする必要があるのですが、前作よりも時間が掛かるようになってしまいました。
マンネリを解消しようとしたところは好感が持てますが、戦闘のテンポが悪くなってしまったのが残念です。
前作以上に妖怪が友達になりにくい

強い妖怪やレアな妖怪が友達になりにくいのならまだ分かります。
しかし、本作では序盤の妖怪すらなかなか友達になってくれないのでかなりキツかったです(泣)
前作でも強い妖怪はなかなか友達になってくれませんでしたが、本作で更に改悪されてしまいました。
メダルを買わせるためにわざと確率を下げたのでは?と思ってしまいます。
フミちゃんがサブキャラに降格

今まで女の子主人公だったフミちゃんが本作ではサブキャラに降格されてしまいました。
アニメ版に合わせるためかもしれませんが、今までフミちゃんでプレイしてきた方はガッカリでしょう。

おまけに新主人公のイナホちゃんはフミちゃんと比べるとかなり癖のある性格です。
フミちゃんがいい子だったので、受け入れられないという意見をよく見かけます。
僕はそこまで嫌いではありませんが、USAピョンに対する言動がひどいので嫌いだという意見もわかります。
嫌いな方はイナホパートがかなり苦痛に感じるでしょう。
動きが少ないオープニングアニメ

前作やTVアニメ版のオープニングと比べると動きが少ないです。
一枚の絵をスライドさせて誤魔化す演出が特に気になりました。
本作ではアニメムービーはオープニングしかないのですからもっと頑張って頂きたかったです。
いっそTVアニメ版のを使いまわした方が良かったのでは?
相変わらずのがめつい商法

前作で散々批判されたのにも関わらず、がめつい商法は変わってません。
両バージョンだけでなく、前作や外伝と連動しなければ手に入らない妖怪が多いので前作以上にアコギに感じます。
こんなに汚い売り方ばかりしていたら妖怪ウォッチシリーズが潰れてしまうのでは…。
まとめ

- アメリカンな雰囲気が好き
- 可愛らしいキャラが好き
- ボリューム満点な作品が好き
- 快適性を重視する
- 面倒くさがり
- イナホちゃんが気に入らない
妖怪ウォッチ3は半端ない作り込みで、3DSのRPGの中でも特に大ボリュームの作品です!
一方で快適性の悪さや妖怪の集めにくさなど、粗も多く感じました。
マンネリ化を防ぐために様々な新要素を入れたのは良いですが、前作よりもストレスが溜まる要素が多いのが残念です。
しかし、現在はアップデートにより更なる新要素の追加と、いくつかの不具合・不満点が改善されました。
ボリュームが半端無い作品なので、テンポの悪さが気にならない方であれば長く楽しむことができるでしょう!
現在なら追加要素がある「スキヤキ」がオススメです!
プレイ時間:45時間
個人的評価:C
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