ゼノサーガ エピソードII【サントラレビュー】大編成のストリングスと独特なヴォーカル曲が魅力のアルバム!

ゼノサーガ2 サントラ

今回は「ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸」のサントラの感想を書いていきます。

ゼノサーガ2はムービーシーンの音楽を梶浦由記さんが担当し、それ以外の部分は細江慎治さんが担当されました。

ゲーム発売当時はかなりの批判を受けたゼノサーガ2とその音楽ですが、僕はこのサントラをエピソード1のサントラと同じくらい気に入ってますよ!

そんなゼノサーガ2サントラの魅力を伝えたいです!

 

このサントラには梶浦由記さんが作曲されたムービーシーンの曲のみ収録されてます。

PVでのみ使用された曲も収録されてますよ!

製品情報

製品名:Xenosaga II-善悪の彼岸-MOVIE SCENE SOUNDTRACK

作曲者:梶浦由記

発売日:2004年7月7日

レーベル:ビクターエンタテインメント

ディスク枚数:2

曲数:40

弦楽器やヴォーカルを多用した音楽そのものはハイクオリティ!

大編成のストリングス演奏

ゼノサーガ2のサントラは大編成のストリングス演奏が魅力のひとつです!

 

「the image theme of Xenosaga II」とそのアレンジ曲は
ニューヨークの「Dunn Pearson Strings Orchestra」がストリングスの演奏を担当されました。

透明感のあるストリングス演奏がDeb Lyonsさんの力強い歌声とマッチしているので印象に残ってますよ!

 

東京の「篠崎正嗣ストリングス」はゼノサーガ2の中では重厚さがあるBGMを担当されました。

特に「communication breakdown」の重みのある演奏が素晴らしい!

 

オープニングムービーのBGMと「lamentation」は「加藤高志ストリングス」が担当されました。

篠崎さんのチームと比べると柔らかい音色で心地良い演奏だと感じました♪

造語詞のヴォーカル曲

エンディングテーマ以外のヴォーカル曲は造語詞(通称:梶浦語)なのが特徴です。

特にPVやCMで何度も使用された「the image theme of Xenosaga II」は独特な造語詞が印象的な曲なので、発売前に情報をチェックしていた方なら耳に残っているはず!

「Sakura #2」や「Jr.」のような哀愁漂うヴォーカル曲もお気に入りです♪

エンディングテーマの「Sweet Song」はオープニング曲や「Sakura」にそのメロディが使われていたのでとても印象に残りました!

 

このサントラには未使用曲もいくつか収録されています。

最後のPVで印象的だった「a field of battle~bitter #2」やボーナストラックの「Jr.」などハイクオリティなヴォーカル曲もあるので、未使用なのはもったいなく感じました。

ゲーム発売当時は批判もあった!?

梶浦さんが手がけた音楽自体はハイクオリティなのですが、ゲーム発売当時は批判もありました。

前作の光田康典さんが手がけた音楽と比べると雰囲気が大幅に異なるからです。

ゼノサーガ1ではロンドン・フィルによる重厚なフルオーケストラやグレゴリオ聖歌のような神聖さがある合唱曲など、壮大なスペースオペラにマッチしたBGMでした。

それに対して梶浦さんが手がけたBGMは大編成のストリングスによって演奏された曲もありますが、フルオーケストラではないので重厚さではどうしても劣ってしまいます。

東京混声合唱団も参加されているのですが、ヴォーカル曲のバックコーラスとして採用されているので1のような神聖なコーラス曲はありません。

唯一コーラスメインと言える「communication breakdown」はゲームで使用された時はコーラスがカットされていました(泣)

 

また、ゲームの公式サイトなどでは梶浦さんの名前だけが記載されていて、ゲーム部分を担当した細江さんの名前はほとんど明かされていませんでした。

細江さんが手がけたBGMは梶浦さん以上に前作とかけ離れた曲調でミスマッチだったので、彼の分まで批判されてしまったのでしょう。

 

ゼノサーガ2の音楽が前作と違う雰囲気になってしまった原因は、作曲の指示出しなどディレクションが充分に行われていなかったからだと思っています。

サントラのライナーノーツでも梶浦さんは「自分の世界観で自由にやるしかない」とコメントされてました。

音響監督が世界観をしっかりと理解できていたのなら、もっと重厚な曲を作るように指示を出したでしょう。

ゲームでも音楽の使い方がおかしいと感じた部分が多かったですからね…。

その辺りは3で大幅に改善されました。

好きな曲ベスト10!

10位

chase

 

カーチェイスのシーンで流れるBGMです。

ムービーの内容はともかく、曲自体はとても格好いい!

電子音と生演奏のドラム、後半のヴァイオリンが印象的な曲です!

 

この曲は3ではミニゲームの曲としてイントロだけをループさせたバージョンが使用されました。

どうせならフルで流してほしかったです。

激しすぎるかな?

9位

assault

 

オープニングムービーの戦闘シーンで使用された曲です。

Sweet Songのメロディが緊張感ある曲調にアレンジされました。

エピソード2では珍しくシーンと曲がマッチしてましたよ!

 

エピソード3で流れるピアノアレンジ版もかなりお気に入りです♪

しかしそのアレンジ版は未収録でした(泣)

8位

lamentation

 

Jr.とケイオスの出会いのシーンで流れたBGMです。

悲壮感あるピアノの旋律と、優しいストリングスの音色が印象的でした。

生演奏のドラムも相まって、後半の盛り上がりが凄い!

7位

presentiment~Jr. #3

 

前半は落ち着いたピアノ曲、後半はJr.のテーマのインストアレンジです。

とても良い曲なのですが、ゲームではテスタメントとアルベドのシーンやKOS-MOSが第三種兵装を装着するシーンで流れたのでミスマッチに感じました。

本来はラストダンジョン突入時のJr.とモモの会話シーンで使われる予定だったのだと思います。

そこで使われればもっと良い評価をもらえた曲だと思うのですが…。

6位

fatal fight (Jin & Margulis)

ヴォーカル:Deb Lyons

 

ジンとマーグリスの殺陣シーンで流れる挿入歌です。

…と言いたいところですが、ゲームでは殺陣の最後(というか謎ビームのシーン)でほんの少し流れるだけという実に残念な使い方でした(泣)

殺陣シーンの大半は「gate out」という曲が使用されたのですが、明らかにミスマッチでした…。

(曲名からして別のシーンで使われる曲だったんだろうなぁ。)

まあ、2はそもそもムービーの演出がイマイチなので、最初から「fatal fight」でも微妙だったかもしれませんが…。

 

3ではマーグリス戦でアレンジ曲が使用されたので扱いが改善されました!

5位

Jr.

ヴォーカル:Margaret Dorn

 

Margaret Dornさんによる造語詞のヴォーカル曲です。

曲名からしてゼノサーガ2の実質的な主人公「Jr.」のテーマでしょう。

古川昌義さんによる心地良いギターの演奏と間奏のヴァイオリンも印象的です♪

 

落ち着いた雰囲気のヴォーカル曲なのですが、前述の通り未使用曲なのが本当に勿体無い!

使用できそうなシーンがなかったのかもしれませんが…。

4位

Xenosaga II opening theme

 

その名の通り、ゼノサーガ2のオープニングムービーの曲です。

「E.S.アシェル」発進シーンで使用されました。

曲が盛り上がるところでゼノサーガ2のタイトルが表示されるのが印象深いです!

ゼノサーガ2の曲の中では珍しくムービーとマッチしてますよ!

 

「Sweet Song」のインストアレンジ曲なので、発進シーンの曲でありながら癒やされる曲調です。

僕はスマホの目覚ましにこの曲をセットしてますよ♪

3位

communication breakdown

合唱:東京混声合唱団

 

Y資料解析シーンと方舟出現シーンで使用されました。

ゼノサーガ2のBGMの中では重厚さがあります。

緊急事態という印象の曲で、モモの命が危険に晒される時の緊張感が出ています。

一方でユリがモモの機能を停止させるべきかと葛藤するシーンでは鉄琴(?)のメロディがとてもシーンとマッチしてました!

 

東京混声合唱団によるコーラスも印象的ですが、前述の通りゲームではコーラスがカットされてます。

Y資料解析シーンではカットして正解かもしれませんが、方舟出現シーンではカットしないで頂きたかったです。

2位

Sweet Song (Xenosaga II ending theme)

ヴォーカル:Margaret Dorn

 

ゼノサーガ2のエンディングテーマ曲です。

このアルバムでは唯一の英語歌詞のヴォーカル曲です。

Margaret Dornさんによる歌唱と東京混声によるバックコーラスでとても癒やされますよ♪

 

4つのアレンジが存在する「Sakura」はこの曲のメロディを使用しています。

そのため、この曲も実質サクラのテーマと言っても良いでしょう!

失った誰かを想う歌詞はJr.とサクラの関係を表しているのだと思います。

1位

the image theme of Xenosaga II

ヴォーカル:Deb Lyons

 

PVで何度か使用されたDeb Lyonsさんによるヴォーカル曲です。

最初は静かな曲調ですが、徐々に激しい曲調へと変化していくところが特徴です。

独特な造語詞が印象的な曲で、発売前はPVを何度も繰り返し見ていたほど好きな曲ですよ!

三味線のような音が入っているので少しだけ和風っぽさもあります。

最初からジンとマーグリスの戦いをイメージして作曲されたのかもしれませんね!

 

余談ですが、梶浦さんのアルバム「FICTION II」に収録されたバージョンでは、ドラムが生演奏になりエレキギターが追加されたのでロック寄りのアレンジとなってます。

迫力が増しているので、原曲が好きな方にも是非聴いて頂きたいです!

まとめ

ゼノサーガ2の音楽はディレクションが不十分だったこともあり、発売当時は批判されることもありました。

しかし、弦楽器とヴォーカルを多用した音楽そのものはとてもクオリティが高いです!

梶浦ファンの方だけでなく、ストリングスの音色が好きな方にもオススメのサントラですよ♪

 

梶浦さんの個人アルバム「FICTION II」には「the image theme of Xenosaga II」のアレンジ版と「Sweet Song」(原曲)が収録されてます!

アルバムオリジナル曲も名曲揃いなのでこちらもオススメです♪

 

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ABOUTこの記事をかいた人

雪月あきら

ゲームブログ「ゲーム戦士の足跡」管理人。 仕事中もゲームとブログのことばかり考えているヌルゲーマー。 好きなゲームのジャンルはRPG、アクション、アドベンチャー。 萌え系の作品も硬派な作品も子ども向けの作品も好きです! ゲーム以外の趣味はアニメ観賞と読書。たまに絵も描きます!