ゼノギアス【レビュー】難解なストーリーに引き込まれる超大作!丁寧に描かれたキャラの内面にも注目!

こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。

今回はスクウェアの名作RPG、『ゼノギアス』の感想を書きました。

綿密に練られたシナリオ、濃いキャラクター達、宗教的な雰囲気、ロボ要素など様々な魅力がある作品です。

今でも濃いファンが大勢いる超大作RPGですよ!

 

本作はゼノシリーズの原点と言える作品です。

『ゼノサーガ』シリーズや『ゼノブレイド』シリーズとは直接的な繋がりはありませんが、本作をプレイしていればニヤリとできる部分も存在します。

ゼノサーガやゼノブレイドを楽しめた方には是非プレイして頂きたいです!

 

どんなゲーム?
  • 綿密な設定と難解なシナリオ
  • キャラとギア(巨大ロボット)を切り替えて戦う
  • やや大人向け



作品情報

製品名:ゼノギアス

対応機種:

  • プレイステーション
  • プレステーション3(ゲームアーカイブス)
  • プレイステーション・ポータブル(ゲームアーカイブス)
  • プレイステーション・ヴィータ(ゲームアーカイブス)

※赤字は筆者がプレイしたバージョン

 

ジャンル:RPG

発売&開発元:スクウェア

発売日:1998年2月11日

CERO:D

 

画像出典:Amazon

※本記事ではアイキャッチ以外の画像を用意できませんでした(汗)

評価点

綿密に練られたストーリー設定

ゼノギアスのストーリー設定は非常に細かく練られてます!

設定資料集を読めば、その設定の濃密さに驚くこと間違いなしですよ!

序盤から伏線が張り巡らされていて、終盤で怒涛の伏線回収が行われます。

特にフェイとエリィの関係には注目ですよ!

 

序盤は平和な村で暮らしていた主人公が戦争に巻き込まれていくロボットものにありがちなストーリーです。

しかし、ストーリーを進めていくごとに本作の世界の歴史が明らかになっていきます。

 

ストーリーのクオリティは僕がプレイしてきたゲームの中でもトップクラス!

ロボットものの作品ですが、哲学や宗教的な要素もあって独特な雰囲気を感じられる作品です。

序盤から重いシーンがありますが、適度にギャグも挟んでいるところも面白く感じました♪

 

ストーリーのボリュームはかなりのもので、Disc1だけでも相当な長さです。

それでいてダレることなく進んでいくから素晴らしい!

魅力的なキャラクター

主人公のフェイは正統派の主人公で好感が持てました!

しかしある秘密を抱えています。

ヒロインのエリィにも重要な設定が秘められていますよ!

非常に頼りになるシタン先生や、熱血漢のバルト、シリアスな過去を持つ亜人リコ、真面目な性格のビリーなど魅力的なキャラばかり!

どのキャラも見せ場があるので愛着が湧きました。

 

サブキャラも魅力的だと感じました。

ユグドラシルで働いているちょっと危ない女医やお調子者の亜人ハマー、ネタキャラっぽいけど実は意外な設定があるビッグ・ジョーなど濃いキャラばかり!

 

敵キャラも魅力的なキャラクターは大勢います。

何かと報われない宿敵ラムサスや謎の美女ミァン、癖のある人物が多いソラリスのエリート部隊「エレメンツ」の方々、独特な台詞回しが魅力の強敵グラーフなど様々ですよ!

巨大ロボット「ギア」のデザイン

石垣純哉さんがデザインした機動兵器「ギア」のデザインはどれも魅力的です!

どのギアも重量感があり、デザインもそれぞれのキャラのイメージにピッタリだと感じました。

主人公機のヴェルトールがカッコよくて特にお気に入り!

イベントシーンの演出・カメラワーク

ゼノギアスはキャラクターはドット絵で、マップやギアは3Dグラフィックです。

イベントシーンではカメラワークが入るので、迫力ある演出でストーリーを盛り上げてくれますよ!

3Dグラフィックの質も当時としては綺麗な方でしょう!

 

ドット絵はやや粗く感じる部分もありますが、その粗さのおかげでホラーなシーンやウェルスの不気味さがよく出ています。

本作はホラーゲームでもないのにホラー演出がとても上手いです!

下水道やソイレントシステムはトラウマ…。

クオリティの高いムービー

アニメムービーはとても高品質です!

特にオープニングムービーは今見ても仕上げ(着色)や撮影がとてもハイレベルで、3DCGとアニメのマッチ具合が素晴らしい!

劇中のムービーもキャラの心理描写が上手く表現されていると感じました。

 

ギアの発進シーンや崩壊シーンなど、3DCGムービーも存在します。

こちらも当時としてはかなりのクオリティ!

燃料管理が重要なギア戦闘

ゼノギアスには生身で戦うキャラ戦闘と、巨大ロボットであるギアに搭乗して戦うギア戦闘があります。

ギアはとても強力ですが、燃料を消費しながら戦います。

強い必殺技ばかり使っていたらすぐに燃料切れになってしまうので、ボス戦までは上手く温存しながら戦う必要がありますよ!

素早さを上げるブースターやHP回復、強力なエーテル攻撃のための特殊装置を使用する際には大量の燃料を消費します。

ダンジョン攻略時は燃料の回復手段が限られるので、使用するタイミングはよく考える必要がありますよ!

燃料を管理しながら戦う緊張感が気に入りました!

 

ギアにはレベルは存在せず、フレームやエンジンを購入することで強化できます。

特にエンジンに関しては出力(攻撃力)重視のものと燃料重視のものが存在するので、どちらを選ぶかを考える楽しさを感じました!

命中率やエーテルの強さはキャラのステータスが反映されるので、キャラのレベルもしっかり上げる必要がありますよ!

光田康典さんの音楽

本作は僕が初めて光田康典さんの音楽と出会った作品です!

ゼノギアスのBGMは名曲揃い!!

捨て曲は一曲たりとも存在しません!

本作の音楽は発売から10年以上経ってからも、オーケストラアレンジアルバムやブルーレイサントラが発売されるほど高い評価を受けています。

 

戦闘シーンの曲はオーケストラ調で、どの曲も重厚感と緊張感があって気に入りました。

特にボス戦の「紅蓮の騎士」がお気に入り!

 

シタン先生の家で聴いたオルゴール曲「遠い約束」もとても癒やされました。

他にも「夢の卵の孵るところ」「盗めない宝石」「神無月の人魚」など、癒やされる名曲はたくさんありますよ♪

 

町の曲も「おらが村は世界一」「アヴェ いにしえの舞」のような民族音楽風の曲や
「やさしい風がうたう」「風が呼ぶ、蒼穹のシェバト」のように癒やされる曲など様々です♪

 

エンディングテーマの「SMALL TWO OF PIECES ~軋んだ破片~」もジョアンヌ・ホッグさんの優しい歌声と力強いバンド演奏が印象的でした!

数あるゲームのエンディングテーマの中でも特に気に入ってますよ♪

 

ゼノギアス サントラジャケット

ゼノギアス【サントラレビュー】ロボットものらしい重厚な曲と優しさを感じられる曲を多数収録した名盤!

サブゲーム「バトリング」

ストーリー中盤で「バトリング」と呼ばれるサブゲームを行います。

簡単に言うとギア同士の格闘ゲームです。

スピード感があり、戦闘フィールドも格闘ゲームとしては広めなので楽しいですよ!

 

イベントが終わってからは自由に行うことができ、最終的には49体ものギアから選ぶことができるようになります!

条件を満たせば好きなBGMでバトルすることもできますよ♪

サブゲームとしてはかなり作り込まれているので、本編そっちのけでハマってしまうかも!?

豊富な寄り道・隠し要素

ゼノギアスには隠し要素がたくさん存在します。

レアアイテムの入手や、サブイベントの発生など様々です。

中には強力な装備品を手に入れられるイベントもありますよ!



不満点&気になったところ

Disc2の未完成感

Disc2からはストーリーがテキストで進行することが多いので、まるでサウンドノベルをプレイしているような感覚になります。

Disc1が凄まじいボリュームだったので、Disc2も同じくらいボリュームがあると思っていただけに肩透かしをくらいました。

ダンジョン攻略が無く、いきなりボス戦のパターンも多いんです。

すぐにストーリーを進められる利点でもありますが、やはりダンジョン探索もしたかったです。

 

こうなってしまったのは開発期間などの影響もあるようなので仕方がないところではあります。

ストーリーの質自体は落ちてませんし、謎が次々と明らかになっていくので見どころ満載ですよ!

キャラ戦闘はやや単調

ギア戦闘では強い必殺技であるほど燃料を多く消費するので上手く管理して戦わなければならないので緊張感があります。

しかし、キャラ戦闘では必殺技を無制限で出せるので、覚えている中で一番強い必殺技の連発になりがち。

一応□ボタンから始まる技の方が命中率は高めですが、回避率の高い相手でなければ○ボタンからの必殺技でいいでしょう。

 

また、属性がある必殺技はDisc1の終盤あたりで覚えられる超必殺技のみです。

普通の必殺技にも属性や特定の敵に有効な特性があれば、技を使い分ける必要が出てくるので勿体なく感じました。

それ以前にできる属性攻撃は、エリィのエーテル攻撃とバルトの属性付加のみです。

 

あくまで惜しい部分があるだけで、つまらない戦闘という訳ではありません。

後述するキャラの格差を考慮しても戦闘難易度のバランス自体はそこまで悪くありませんし、効果的なカメラワークと必殺技のパターンの多さで迫力ある戦闘を楽しめますよ!

キャラ・ギアの格差

ゼノギアスはキャラやギアの格差が大きいです。

主人公のフェイはバランスの良いステータスで、終盤に乗ることになるギアは最強クラス!

(そもそもイベント以外でパーティから外せませんが)

シタン先生は攻撃力と素早さがトップクラスでキャラ・ギア共に最強クラスです。

全体回復が使えるビリーや補助エーテルが得意なバルトも使いやすいキャラだと感じました。

 

一方、リコはキャラ・ギア共にイマイチです。

攻撃力は高めですが、素早さが非常に低いので、彼が1回行動する間にシタン先生は2回攻撃していることも多いです。

シタン先生は上記の通り最強クラスのステータスで、習得エーテルも便利なのでリコはほぼ下位互換です。

リコのギア「シューティア」は攻撃力は高いのですが、素早さが最も低く、強力な専用特殊装置もないので、マリアのギア「ゼプツェン」のほぼ下位互換です。

(勝っているのはフレームHPのみ。しかもそんなに大差ないです。)

あるイベントで機体が新しくなるのですが、性能は全く変わらないのも不遇です。

出力係数1.3にして攻撃力だけでも最強にしてあげればよかったのに…。

仲間になってからはシナリオでも空気なので救いようがありません(泣)

 

次点で不遇なのがヒロインのエリィです。

ギアは素早さが高く、特殊装置が強力なので活躍できるのですが、
生身では攻撃、防御、素早さが低く、エーテル重視のキャラにも関わらず範囲攻撃のエーテルは失敗することがあるのが難点です。

ただ、終盤のことを考えると戦闘面で不遇なのは仕方がないかもしれません。

 

チュチュやマリアもキャラ戦闘ではあまり役に立ちませんが、チュチュはギアのフレームHPをエーテルで回復できる唯一のキャラですし、マリアはキャラ戦闘が苦手な分ギアがとても強いです。

高難易度ダンジョン「バベルタワー」

中盤に訪れる「バベルタワー」というダンジョンは攻略の難易度がとても高いです。

敵はそこまで強くないのですが、問題はアクション!

ジャンプを駆使して登っていかなければならず、落下するとかなり戻されてしまいます。

結構シビアなので、何回もやり直しましたよ(汗)

まとめ

こんな人にオススメ!
  • 壮大なストーリーが好き
  • ロボットアニメ好き
  • キャラクターを重視する
こんな人には合わないかも…。
  • イベントシーンが長いゲームが苦手
  • 残酷なシーンが苦手

壮大なシナリオ、魅力的なキャラクター、緊張感のある戦闘、素晴らしい音楽、作り込まれたサブゲームなど、RPGとしてのクオリティが非常に高いです!

特にストーリーを重視する方なら間違いなく楽しめますよ!

より深く物語を理解したい方は、設定資料集を購入することをオススメします。

「ゼノブレイド」シリーズをプレイした方にも是非プレイしていただきたいです!

 

Disc2の未完成感はやはり気になりますが、それを差し引いても大ボリュームの作品です。

隠し要素が豊富なので、攻略サイトを見ながらじっくりとプレイするのも良いでしょう!

 

プレイ時間:約50時間

個人的評価:S

 

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ゲームブログ「ゲーム戦士の足跡」管理人。 仕事中もゲームとブログのことばかり考えているヌルゲーマー。 好きなゲームのジャンルはRPG、アクション、アドベンチャー。 萌え系の作品も硬派な作品も子ども向けの作品も好きです! ゲーム以外の趣味はアニメ観賞と読書。たまに絵も描きます!