
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回はゼノブレイド2の追加ストーリー
『黄金の国イーラ』の感想を書いていきます!
本作は「エキスパンション・パス」を購入することでプレイできる追加コンテンツです。
(パッケージ版の単体販売もあります)
本編の500年前のストーリー、新戦闘システム、広大なイーラのマップなど魅力が満載ですよ!
3000円の追加コンテンツの一部とは思えないほどのボリュームに大満足です!
- 本編の500年前の戦いを描いたストーリー
- 本編よりも洗練された戦闘システム
- より綺麗になったグラフィックと広大なイーラのマップ
本記事には「ゼノブレイド2」本編の内容が含まれています。
核心的な内容には触れてませんが、気になる方は本編をクリアしてから読むことをおすすめします。
目次
作品情報
製品名:ゼノブレイド2 黄金の国イーラ
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:RPG
発売元:任天堂
開発元:モノリスソフト
配信日:2018年9月14日
パッケージ版発売日:2018年9月21日
CERO:C
評価点
500年前の戦いを描いたストーリー

黄金の国イーラは、本編にあった500年前の回想シーンをボリュームアップさせたストーリーです。
シンとラウラの関係や巨神獣イーラで暮らす人々の様子が詳細に描かれていますよ!
中盤あたりまでは微笑ましいギャグシーンも存在するので、キャラに愛着が湧きやすいです。
天の聖杯メツとの過酷な戦いやイーラ王国がどうして滅びてしまったのかも描かれています。
ヒカリのもう一つの人格であるホムラが生まれた理由にも注目ですよ!
本編の回想シーンであった部分は新しく作り直されているので、見比べてみましょう!
本編にも劣らない魅力的なキャラクター

イーラ編のパーティキャラも本編のパーティに劣らないほど仲が良いです!
本編でも気になっていたシンとラウラの関係が詳細に描かれているので、より彼らに愛着が湧きました!
特に主人公のシンは冷酷な性格だった本編とは異なり、優しさを感じられるシーンが多いです。
ヒロインであるラウラも力強さを持ったキャラですが、守ってあげたくなりました!
戦闘終了時のやりとりも彼らの絆を感じさせてくれます♪

本編の回想シーンではフードを被っていて謎が多かった英雄アデルも、仲間想いな面や葛藤する場面がしっかりと描かれているので好感が持てました。
明るい性格で周りの人間を引っ張っていくその様は、まるで主人公のよう!
アデルのブレイドである天の聖杯ヒカリは本編以上にキツい性格です。
しかし、たくさんの仲間たちと冒険することで少しずつ思いやりのあるキャラに成長していきますよ!

パーティキャラだけでなく少年キャラのミルトやサタヒコ、サブクエストで関わる人々も魅力的です。
特に少年2人のやり取りは見ていて微笑ましく感じました。
彼らのために国を守りたいという気持ちになれますよ!
洗練された戦闘システム

戦闘システムは本編から更に洗練されてます!
本編ではドライバーが前衛で戦い、ブレイドは後衛でサポートを担当していました。
イーラ編では、状況に応じて前衛と後衛を切り替えて戦うことができます。
ブレイドも操作キャラクターとして戦うことができるようになりました。
前衛がピンチになった時に交代すればHPが回復し、アーツも全て使用可能な状態になるのでピンチを脱することができます!
本編以上にドライバーとブレイドが協力して戦っていると感じられました!

前衛と後衛を切り替える「アタッカースイッチ」を行うと「スイッチアーツ」が発動します。
スイッチアーツにはキャラによってダウン、ライジング、スマッシュの効果があるので、ドライバーコンボを狙う場合は切り替えが重要になります。
例えば、ラウラのアーツ「流引脚」でブレイクさせた後、後衛のシンと交代します。
その際シンのスイッチアーツ「薄氷」が発動し、敵をダウンさせることができるのです。
各キャラのアーツの効果を覚えておけば、戦闘を有利に進められますよ!

必殺技を繋げる「ブレイドコンボ」は、本編よりも解りやすくなりました。
本編では決められたルートの属性で必殺技を繋げないとブレイドコンボになりませんでした。
イーラ編では、レベル1以上→レベル2以上→レベル3以上の順番で必殺技を使えばどの属性の必殺技でもコンボが成立します。
特定の組み合わせでクリティカルルートとなってダメージがアップしますが、無理して狙う必要はありません。

さらに本編ではブレイドコンボの3段目の必殺技でないと属性玉が付きませんでしたが、イーラ編では1段目から属性玉が付きます。
ブレイドコンボを繋げていれば自然に属性玉が貯まっていきます。
これによってボス戦やユニークモンスター戦でチェインアタックを狙いやすくなりました!
強敵と戦う時は、積極的に属性玉を付けるようにすれば有利に戦えるでしょう!
僕はリスクを気にしてあまり使ってなかったのですが、初代ゼノブレイドであった「タレントアーツ」も復活しました!
アーツのリキャスト全回復やステータス上昇など、強力な効果のものが多いです。
その分HP半減などのリスクもあるので、状況を見極めて使用すると良いでしょう!
更に美しくなったグラフィック

本編でも充分に綺麗なグラフィックでしたが、イーラ編では描画エンジンが新しくなったことでさらに美麗なグラフィックに進化しました!
特に新マップである「イーラ」は草や木の質感がかなり綺麗になりましたよ!
グーラの草と比べてみれば違いが分かるでしょう!
心なしか携帯モード時の画質も良くなっているように感じました!

イーラのマップデザイン自体も素晴らしいです!
グーラよりも色鮮やかな自然や白い砂が特徴の砂漠、和風な町並みなどがイーラの魅力です!
僕はストーリークリア後も秘境を探すために探索しました♪
オシャレな追加BGM

黄金の国イーラでは、新BGMが11曲追加されました。
追加曲は全てエレキギターなどの電気楽器を使わないアコースティックミュージックで、大人の雰囲気を感じます♪
特にグーラの曲はジャズ調にアレンジされており、個人的に原曲よりも好きになれました!
イーラは序盤のエリアと中盤のエリアで曲が違いますが、どちらも癒やされる曲調ですよ♪
そしてピアノがメインの通常戦闘曲!
この曲は個人的に今まで聴いたRPGの通常戦闘曲の中でも一番です!!
サビのメロディがカッコ良すぎます!
普通に戦っているとサビまで聴けないことが多いので、わざと周りの敵を巻き込みながら戦うこともありました(笑)
豊富な寄り道・探索要素

本作はサブクエストを達成することで、キャラが「ヒトノワ」に登録されます。
初代やゼノブレイドクロスのキズナグラムに近いものです。
人々の悩みを解決すればするほどヒトノワが拡がっていきますよ!
(集まりすぎると見た目が若干気持ち悪くなりますが…。)
本作では人々との交流も重要です。
新マップ「イーラ」は本編の巨神獣にも劣らないほどの広さなので、すみずみまで探索したくなるでしょう!
もちろんイーラ編にも秘境ポイントはあります。
イーラの秘境はとても綺麗なので、是非見つけて頂きたいです!
不満点&気になったところ
ヒトノワ集め(サブクエスト)を強制される

イーラ編ではストーリーを進めるためには人々の悩みを解決してヒトノワのレベルを上げる必要があります。
続きが気になるから一気に進めてしまいたいと考えていても、サブクエストを強制されるのでなかなか進められません。
ヒトノワのレベルを上げるためには、たくさんのサブクエストをこなさなければなりませんからね…。
僕のようにストーリーをクリアしてからサブクエストをやるタイプの人は戸惑うでしょう。
ただ、多くの人々と関わってヒトノワを拡げることは、黄金の国イーラのストーリーにおいて無くてはならない要素です。
サブクエストもストーリーの一部と考えればモチベーションもアップしますよ!
相変わらず厄介なフィールドスキル

本編やゼノブレイドクロスでも厄介だったフィールドスキルはイーラ編にも存在します。
イーラ編はパーティが固定だから無くなるのではないかと少し考えてましたが、そんなことはありませんでした(泣)
せっかく宝箱を見つけてもスキルレベルが足りなくて開けられなかった時はガッカリします。
次回作では廃止して頂きたい要素です。
本編と違ってブレイドを付け替える必要がなくなりましたし、ストーリーで訪れる場所にはフィールドスキルが必要な障害物がほぼ無かったのが救いですけどね。
サブクエストもストーリーの一部ではありますが…。
本編の謎が全て明かされるわけではない

ラウラとシンの関係やメツとの戦いは詳細に描かれますが、本編で謎だった部分が全て明かされるわけではありません。
全ての謎が明かされないと気が済まないという方は物足りなく感じる可能性があります。
個人的にはある程度考察の余地を残してくれた方が好きですけどね!
ストーリーの質自体は素晴らしいですよ!
まとめ

- 本編の500年前のストーリーが気になる
- 洗練されたバトルを楽しみたい
- キャラクターを重視する
- サブクエストをやりたくない
- 本編の回想シーンで満足した
『黄金の国イーラ』は、ダウンロードコンテンツの追加シナリオとしては価格以上のボリュームがあります!
イーラのマップも本編に劣らないほど探索しがいがありますよ!
ヒトノワ強制は最初は不満に思いましたが、本作のストーリーを考えれば重要な要素なので今は受け入れることができました。
イーラ編のストーリーも人間とブレイドの絆が描かれており、見どころ満載です!
本編のストーリーに感動した方ならプレイして損はありませんよ!
プレイ時間:19時間
個人的評価:S
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