
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
あなたはニンテンドースイッチで面白いRPGを探していませんか?
そんなあなたにおすすめしたいのが『ゼノブレイド2』
僕は20年以上様々なRPGをプレイしてきましたが、その中でもトップクラスでハマりました!
ストーリー、戦闘システム、キャラクター、BGMなどなど、あらゆる要素がハイレベルなんですよ!
アニメ色が強い部分は好みが分かれる部分ですが、そこが受け入れられるのであれば間違いなく楽しめるでしょう!
そんなゼノブレイド2の魅力を伝えたいです!!
初代『ゼノブレイド』をプレイしていなくても十分楽しめるようになっているので、2から入っても問題ありません。
しかし初代ファンへのサービス的な要素も存在するので、できれば初代もプレイすることをオススメします!
どちらも非常に大ボリュームの作品なので両方プレイするのはなかなか大変ですけどね。
- 超巨大生物の上が舞台の斬新な世界観と壮大なシナリオ
- コンボとブレイドの切り替えが重要な戦闘システム
- ゼノシリーズの中では特にアニメ色が強い
目次
作品情報
製品名:ゼノブレイド2
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:RPG
発売元:任天堂
開発元:モノリスソフト
発売日:2017年12月1日
CERO:C
評価点
笑いあり、涙ありのストーリー

ゼノシリーズといえば壮大なストーリー!
人間と亜種生命体「ブレイド」の絆が本作のテーマです。
サルベージャーの少年レックスはとあることがきっかけで命を落としかけますが、伝説のブレイド「天の聖杯」の少女ホムラに命を救われます。
恩人であるホムラのために「楽園」を目指すのが本作の目的です。
序盤から様々な伏線が張られているので、続きが気になって一度に何時間もプレイしてしまいました!
ゼノブレイド2の世界が生まれた経緯やブレイドの設定など、ゼノギアス譲りの設定の綿密さが魅力です。
2周目をプレイすれば色々と気付く部分がありますよ!
時には絶望的な展開も描かれますが、そこから立ち直るシーンや反撃するシーンはとても熱い!
最後までダレることなく楽しめました♪

ゼノブレイド2は「笑いあり、涙あり」のストーリーという印象を受けました。
中盤まではコメディ要素が強いシーンも多数存在します。
ギャグシーンは下ネタもあったりするので、硬派な雰囲気の前作が好きだった方からは好みが分かれるところでしょう。
個人的にはシリアス一辺倒にならずに適度に笑わせてくれるところも本作の魅力だと感じました!
アニメ調のグラフィック

キャラクターモデリングの質は前作から大幅に進化!
ゼノブレイド2のグラフィックはゼノシリーズの中でも特にアニメ色の強いキャラクターモデリングです。
とても表情豊かで、時にはコミカルな表情も見せてくれますよ!
初代ゼノブレイドやゼノブレイドクロスでは、癖の強いキャラクターモデリングが批判されることがあったんです。
しかし本作はSwitchソフトのアニメ調グラフィックとしてはかなりハイレベルだと感じました!
本作は様々なイラストレーターがキャラクターデザインを手がけてます。
どのキャラのモデリングも個性的なデザインを忠実に再現しているから凄い!

もちろんシリーズ通して評価の高い背景のグラフィックも非常に気合が入ってますよ!
本作の背景もゼノブレイドやゼノブレイドクロスに負けないくらいの美しさだと感じました!
幻想的な風景が魅力のインヴィディアが特にお気に入り♪
迫力満点のムービーシーン

ゼノブレイド2はムービーのアクションシーンが熱い!!
ゼノシリーズはストーリー重視のシリーズなので、本作もムービーが多いです。
ムービーの多さは好みが分かれるところですが、本作のアクションシーンは非常に気合が入っているので見ていて爽快でした!
特に1話ラストのムービーはレックスとホムラの激熱なバトルシーンと、シンやメツの今後の展開を匂わせるセリフで物語に一気に引き込まれましたよ!!
本作にはイベントシアターがあるので、一度見たムービーを観賞することができます。
シアターでは天候や昼夜を選択できますよ♪
(変更できないムービーも存在します)
独特な「アルスト」の世界観

幻想的な世界観もゼノブレイド2の魅力です!
雲海に覆われた世界「アルスト」が本作の舞台。
人々は「巨神獣(アルス)」と呼ばれる巨大生物の上で暮らしてます。
初代にも劣らない独特な世界観だと感じました!
もちろん巨神獣によって風景が異なるので、様々な世界を冒険できますよ♪

序盤のマップである「グーラ領」では、前作の巨神脚(ガウル平原)のように自然豊かな風景を楽しめます。
BGMもガウル平原を思い出す曲調でテンション上がりました!
この国にある「トリゴの街」もなかなか広くて作り込まれてますよ!

「インヴィディア烈王国」では幻想的な風景を楽しむことができます。
桜のようなカラフルな木々が美しい!
アルストの中でも特に綺麗な風景に癒やされました♪

「スペルビア帝国」は巨神獣の寿命が近いため、荒廃した世界です。
他の国と比べると機械文明が発達しているのが特徴です。
ある場所ではコアクリスタルを手に入れるためにカニが乱獲されているとか…。

「ルクスリア王国」の巨神獣は体温が低いため雪国となってます。
「王都テオスアウレ」などの建築物は歴史を感じさせてくれました。
アルストの中でも特に高低差が激しいマップなので、落下に注意!
魅力的なキャラクター

主人公のレックスは正義感の強い正統派主人公です。
ヒロインのホムラを守るために戦う姿は好感が持てました!
あることがきっかけでホムラと出会い、「天の聖杯のドライバー」という特別な存在となりましたが、決して強すぎるキャラではありません。
旅の途中で何度も苦悩し、仲間達と支えあうことでそれを乗り越えていくところが彼の魅力です!
彼は外見は幼いですが、社会人でもあります。
故郷に仕送りをするためにサルベージャーとして仕事をしているところも好感が持てました!

ヒロインのホムラとヒカリも魅力的!
ホムラは落ち着いた雰囲気の少女ですが、1話ではとても派手なバトルシーンで天の聖杯としての強さを見せてくれました!
ブレイドとしての強さはもちろん、料理が特技なところも家庭的で好感が持てます!

ホムラのもうひとつの姿である「ヒカリ」は登場時はキツめの性格に感じましたが、優しさを感じられるシーンも多いので好きになれました!
時には可愛い一面も見せてくれます。
強力なバトルスキルを持っているので戦闘では大活躍ですよ!

仲間キャラも
- 男勝りな性格の猫耳少女ニア
- ノポン族のメカニック少年トラ
- 厨二病の剣士ジーク
など魅力的なキャラばかりですよ!
パーティの仲が良いところも本作の魅力です♪

秘密結社「イーラ」のキャラクターはFFシリーズの野村哲也さんがデザインを担当されました。
どのキャラも野村さんらしいクールなデザインでカッコいい!
悪役キャラではありますが、彼らが戦う理由や背負っているものの重さを考えると嫌いになれませんでした。
ハイクオリティすぎるBGM

ゼノブレイド2の音楽は初代ゼノブレイドのスタッフが作曲を担当されました。
(下村陽子さんは残念ながら不参加です)
非常に高い評価を得た初代の作曲陣に加え、大勢の演奏者が参加しているためどの曲も非常にハイクオリティですよ!
個人的に今まで聴いたゲーム音楽の中でも上位に入ります!
特に『ゼノギアス』や『ゼノサーガ エピソード1』で数々の名曲を作曲された光田康典さんがメインテーマなどの重要なBGMを担当されたのが嬉しかったです。
壮大なオーケストラ曲や合唱曲で物語を盛り上げてくれますよ!
前作で数々の名曲を手掛けられたACEと平松建治さん、清田愛未さんも、前作に劣らないほどの名曲を作曲してくれました!
戦闘、イベント、ダンジョン全てのBGMがハイレベル!
特に要所要所で流れる「Counterattack」には熱くさせられました!
コンボが重要な戦闘システム

ゼノブレイド2の戦闘は戦略性の高いコンボ重視のシステムです。
複雑ではありますが、理解すると爽快なバトルを楽しめますよ!
前に出て戦う「ドライバー」とサポートキャラである「ブレイド」が協力して戦うのが特徴です。
ブレイドはドライバー1人につき3体までエンゲージ(セット)することが可能。
状況に応じて切り替えましょう!

本作のバトルはコンボが重要です。
- アーツを特定の順番で発動することで敵の動きを封じるドライバーコンボ
- 必殺技を特定の順番で発動することで大ダメージや状態異常を与えるブレイドコンボ
- ドライバーコンボとブレイドコンボを組み合わせて威力やパーティゲージを増加させるフュージョンコンボ
これらのコンボを駆使することで、敵に大ダメージを与えられます。
コンボが最後まで決まると超気持ちいい!!
ストーリーが進むほどボスも強力になっていくので、これらのテクニックを覚えるのは必須ですよ!
ゼノブレイド2の戦闘は複雑で難易度が高めですが、現在はアップデートでイージーモードが追加されたのでストーリーだけ楽しみたい方も安心です♪
より歯ごたえを求める方のための高難易度モードも追加されたので、腕に自信のある方は挑戦してみて下さい!
豊富な探索要素

ゼノブレイドシリーズの特徴である探索要素は本作でも健在ですよ!
フィールドのあらゆるところに採集ポイントがあり、調べるとアイテムを入手できます。
アイテムはクエストや装備アイテムであるアシストコア錬成にしようするので、採集ポイントを見つけた時はついついチェックしてしまいました!
秘境・絶景ポイントを探すのもいいでしょう!
本編で寄らないような分かりにくい場所に存在します。
本作のマップもとても美しいので絶景を探したいという気持ちになりました!

ゼノブレイド2ではレックスが雲海に潜ってアイテムを探してきてくれる「サルベージ」という新要素が追加されました。
潜る時には表示された円のところで指定されたボタンを押すボタンチャレンジがあり、3回とも成功させれば良いアイテムが手に入りやすくなります。
お金やアイテムがたくさん手に入るので金欠時は特に役立ちますよ!
時にはモンスターを連れてきてしまうこともありますが、それを利用してコアクリスタル稼ぎをすることも。
ブレイド同調とレアブレイド

戦闘でキャラをサポートしてくれるブレイドは「コアクリスタル」というアイテムから生まれます。
どんなブレイドが生まれるのかとワクワクさせられました!
どのブレイドが生まれるかはランダムで、同調する際は強制的にセーブされます。

ブレイド同調を繰り返していると、「レアブレイド」という貴重なブレイドが生まれることがあります。
レアブレイドのデザインは様々なイラストレーターが担当しているので、どのキャラも個性的なデザインですよ!
出現率は低いのですが、引き当てることができれば強力な戦力になってくれます。
レアブレイドを引き当てるためにコアクリスタルがたくさん欲しくなるので、コアクリスタル狩りにはかなりの中毒性を感じました!

レアブレイドには固有のクエストが存在します。
イベントシーンはフルボイスで、どのキャラも丁寧に作られてますよ!
クエストを達成すればレアブレイドを強化できます。

レアではない「コモンブレイド」は一見ハズレに見えるかもしれません。
しかし所持スキルなどはランダムなので、運が良ければ強力なコモンブレイドを手に入れることができます。
中にはボールメーカーなど、レアブレイドが持っていない強力なスキルも!
ある意味レアブレイドと言っていいでしょう(笑)
快適なゲームプレイ

ゼノブレイド2は快適さにも気を配られていると感じました。
巨神獣の中は一部を除いてシームレスです。
一度訪れたランドマークならいつでもスキップトラベル(ワープ)できるので快適に移動ができますよ♪
他の巨神獣に移動する際はロードが発生しますが、ロード時間はマップが広大なゲームとしては短いほうだと感じました。
ゼノブレイドクロスでは特定の場所でしか時間変更はできませんでしたが、本作は初代と同様にいつでもできるようになりました。
特定の時間帯が条件のクエストもあったりするので、いつでも変更可能になったのはありがたいです!

ユニークモンスターは一度倒すと「名を冠する者の墓」が建てられます。
調べるとすぐに再戦できるので、経験値稼ぎやコアクリスタル稼ぎがはかどりますよ♪
アップデートでの改善・追加コンテンツ

- Lスティック押し込み時に表示されるマップが見やすくなった
- Xボタンでのスキップトラベル画面が、現在自分がいる巨神獣から表示されるように
- TIGER! TIGER!にイージーモード追加
- ゲーム本編にもイージーモード追加
- ブレイド同調時の演出がスキップ可能に
- メニュー画面でのキャラクターボイスもスキップ可能に
- Advanced New Game(二周目)の追加
- 本編で登場したストーリーに関わるブレイドと同調可能に(二周目限定)
- ホムラなどメインキャラのブレイドも傭兵団への派遣が可能に(二周目限定)
- レアブレイドに「T-elos Re:」が追加(一周目をクリアしていることが条件)
無料アップデートでここまで改善・追加してくれるのが凄すぎる!!
発売初期と比べれば快適性が大幅に上昇しましたし、ストーリーをクリアした人には嬉しい二周目限定の追加要素も!
二周目以降もガッツリ楽しめますよ!

追加コンテンツを遊ぶことができる「エキスパンション・パス」も販売されてます。
追加クエスト、追加レアブレイド、新ストーリーなど、3000円とは思えないほどの大ボリューム!
ただでさえボリューム満点のゼノブレイド2がさらにボリュームアップしてしまいますよ!!
不満点&気になったところ
ストーリー進行を阻害するフィールドスキル

ゼノブレイドクロスでも問題点だと感じた「フィールドスキル」が本作でも採用されてます。
特定のスキルを持っていないと先に進むことができません。
ストーリー進行中に障害物を突破するためのフィールドスキルレベルが足りないことが多々ありました。
その場合はスキップトラベルで一旦過去に訪れたマップに戻ったりしてフィールドスキルレベルを上げなければなりません。
せっかくストーリーが盛り上がっているところで引き返すのは没入感が削がれてしまうので、フィールドスキルは廃止して頂きたかったです。
おまけにフィールドスキルを所持しているブレイドとエンゲージしていないと発動しません。
いちいちブレイドをエンゲージし直すのは面倒なので、採集系のスキル以外はエンゲージしていなくても発動して欲しかったです。
取っ付き難い複雑なシステム

ゼノブレイド2のシステムはバトル・育成ともになかなか複雑です!
僕は最初の頃、全然理解出来てませんでした(汗)
メニュー画面でいつでも見ることができるチュートリアルが欲しかったです。
僕はブレイドコンボの繋げ方を理解できるようになったのは3話の後半あたりでした。
パーティ全員で必殺技を繰り出す「チェインアタック」の強力さに気付いたのは7話あたり…。
キズナリングでのブレイドの強化、ブレイドの組み合わせによって得られるクラス効果、ブレイド同調の排出率に影響するイデアなど、育成面でも覚えることがたくさんあります。
複雑なシステムのゲームが苦手な方にはやや敷居が高い作品です。
システムが複雑な分、理解できればハマること間違いなしですよ!
作業感のあるブレイドの育成

ブレイドは信頼度を上げたり、技を一定回数使用する、特定のポーチアイテムを使用する等の条件を満たすことで「キズナリング」上のスキルを習得することができます。
必殺技やブレイドごとの追加効果、フィールドスキルのレベル上げのためにはキズナリングでの育成は必須です。
ブレイドによってスキル強化の条件が異なり、特にレアブレイドは面倒な条件を持つキャラが多いので大変でした。
フィールドスキルは優先的にレベルを上げておくと良いでしょう。

特にナナコオリのキズナリング開放は非常に作業感が強いです!
専用の傭兵団任務を何度も繰り返して、3種類のスタンプをそれぞれ約90個ほど集めなくてはならないので正直苦行でした(泣)
しかし、ナナコオリの傭兵団任務は1回の時間が短いので、他のブレイドを育てるのに役立つメリットもあります。
ナナコオリの育成は大変ですが、彼女はとても強力な回復系ブレイドなので育てる価値はありますよ!
携帯モード時の画質が悪い

このスクリーンショットは携帯モードで撮影したものです。
ゼノブレイド2は携帯モードでプレイすると、場所によっては画質がかなり粗くなります。
キャラがアップになっているような場面ではそれほど気にならなかったのですが、カメラを引いている状態では粗く感じました。
本作はキャラのモデリングや独特で広大なマップのグラフィックに力を入れている分、高画質にすると処理落ちがひどくなってしまうのかもしれません。
できることならTVモードでプレイして頂きたい作品です!
服装チェンジ廃止(エキスパンション・パスでやや改善)

前作ゼノブレイドやゼノブレイドクロスでは装備で服装を細かくチェンジすることができましたが、本作では服装が固定です。
イベントで一時的に服装が変わることはありますが、自由に変えることはできません。
ゼノクロレベルで細かく変えられなくても良いので、本作でも服装チェンジは欲しかったです。
現在はエキスパンション・パスを購入してチャレンジバトルを行うことで、服装を変更するためのアイテムを手に入れられるようになりました。
画像のポンチョ姿のホムラも再現できますよ!
ほとんどは普段の服装の色違いではありますが、それでも新鮮な気持ちでプレイできるでしょう♪
さらに水着まで追加されました!
まとめ

- 独特な世界観や壮大なストーリーが好き
- アニメ調のRPGが好き
- バトルでコンボを繋げるのが好き
- ゲームをやりこむのが好き
- 初代ゼノブレイドのような硬派な雰囲気を求めている
- 複雑なシステムが苦手
- ムービーが長いゲームが苦手
『ゼノブレイド2』はマイベストRPGです!!
キャラ、ストーリー、バトル、音楽、世界観全てが素晴らしい!
高評価な初代ゼノブレイド以上に満足することができました♪
複雑なシステム、アニメ調の露出度高めなキャラクターデザイン、コミカルなギャグシーンなど好みが分かれるところもあります。
そういった要素に抵抗が無い方なら間違いなく楽しめるでしょう!
エキスパンション・パスを購入することで、さらにボリュームアップさせることも可能です。
追加レアブレイドやチャレンジバトル、新シナリオ『黄金の国イーラ』など、本作を楽しめた方にとって嬉しい要素が満載なので要チェックですよ!
長く楽しめるところもゼノブレイド2の魅力です!
プレイ時間:300時間
個人的評価:S
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