
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回はポケモン第八世代となる
『ポケットモンスター ソード・シールド』(ポケモン剣盾)の感想を書いてみました。
僕はソードを購入!
ハードがSwitchとなったことで、グラフィックやマップが前作『サン・ムーン』と比べて大幅にパワーアップしました!
出現ポケモンが毎日変わるワイルドエリアのおかげで長く楽しめる作品になってますよ!
本作のジム戦はスポーツのような雰囲気があり、熱いストーリーを楽しめるところも魅力のひとつです。
発売前はポケモンのリストラなどでファンから不満の声もありました。
しかし、それを補うほどの魅力がある作品です!
そんなポケモン剣盾の良いところを余すことなく伝えたいです!
- ライバル達とチャンピオンを目指す王道ストーリー
- ダイマックスによる大迫力のバトル
- 過去作品よりも育成のしやすさがアップ!
本記事には努力値や個体値など、やりこんでいるプレイヤーが使う用語が含まれています。
やりこまない方は分からなくても問題ないのでスルーしてください。
目次
作品情報
製品名:ポケットモンスター ソード・シールド
対応機種:ニンテンドースイッチ
ジャンル:RPG
発売元:株式会社ポケモン
開発元:ゲームフリーク
発売日:2019年11月15日
CERO:A
評価点
様々なポケモンが生息するワイルドエリア

「ワイルドエリア」は各エリアごとに天候と出現するポケモンが変化する広大なエリアです。
実に様々なポケモンが出現し、運が良ければ過去作品でレアだったポケモンや通信進化ポケモンにも出会えますよ!
ワイルドエリアの天候は毎日変化します。
序盤から高レベルのモンスターも徘徊しているところも特徴のひとつです。
うっかりエンカウントしてしまったときのために、ピッピにんぎょうを用意しておきましょう!

ワイルドエリアには赤く光るポケモンの巣が存在します。
赤い光の柱が出現している巣を調べると、「マックスレイドバトル」を行うことが可能!
4人で協力してダイマックスしたポケモンとバトルして、勝利すると捕まえることができます。
ここで出現するポケモンは星の数が多いほど高個体値で、隠れ特性を持っていることもあるんです。
強力なポケモンをゲットするチャンスですよ!

インターネットに繋ぐことで、世界中のプレイヤーが出現します。
別のプレイヤーに話しかけるとアイテムが貰えますよ♪
マックスレイドバトルでの協力プレイや後述のリーグカード交換・マジカル交換など、インターネットに繋ぐメリットは様々です!
歴代のポケモンの中でも特に他プレイヤーとの繋がりが強く感じられました!
ポケモンがオープンワールドになったら面白そうだなと思ってましたが、小規模とはいえ実現したことに感動しました!
次回作ではさらなるパワーアップを期待します♪
熱いストーリーと演出

ポケモン剣盾はチャンピオンを目指してジムを攻略していくという王道なストーリーです。
ジム戦での入場、対峙、バトル開始までの流れは、BGMや歓声も相まってスポーツのような雰囲気があるので熱くなること間違いなし!
バトルはTV中継もされているので、ジムを攻略していくごとに主人公が有名になっていきます。
有名になると通行人が応援してくれたりするので、ゲームでありながら嬉しくなってしまいました♪
ジム戦ではユニフォーム着用を強制されますが、そこもスポーツらしさがあってお気に入りの要素です。
背番号は自由に決められるので、お気に入りのナンバーにしましょう!
(あとから変更はできないので注意!)

ライバル3人にもそれぞれ見せ場があり、各キャラの成長もストーリーを熱くしてくれます!
そしてラストバトルでは非常に強力なパーティとのバトルです。
ストーリー攻略中はワイルドエリアの探索をほどほどにしておいたのでとても苦戦しました。
超ギリギリで勝利しましたが、その分達成感を味わえましたよ!!
魅力的な人間キャラクター

熱いストーリーには魅力的なキャラが欠かせません。
本作はどの人間キャラも魅力的ですよ!
チャンピオンの「ダンデ」はガラル地方では大人気の人物で、チャンピオンに恥じない実力を持っています。
歴代チャンピオンの中でも特に苦戦しました!

友達ポジションのライバル「ホップ」は特に気に入りました!
明るい性格なのが特徴で、主人公と共にチャンピオンを目指します。
スランプに陥って悩む姿も描かれますが、その分終盤での成長っぷりには感動させられましたよ!

女の子ライバル「マリィ」はあくタイプの使い手ですが、常識人なところが魅力です!
独特な髪型やパンク系ファッションはクールでカッコいいですし、方言女子なのも可愛いポイント♪
エール団や兄の過保護っぷりに悩む一面も…。

もうひとりのライバル「ビート」はイヤミなタイプのライバルですが、結構お気に入りのキャラです!
典型的なエリート志向のキャラですが、中盤の事件がきっかけで大きな変化を遂げることに…。
彼はエスパータイプの使い手ですが、その性格に反して可愛いポケモンが多いところも魅力的です(笑)

ジムリーダーの方々も個性的なキャラばかりですよ!
過去作品のジムリーダーよりもストーリーでの見せ場が多いので特に印象に残りました。
特にドラゴン使いの「キバナ」は頼れる兄貴分な性格が魅力でかなりの人気を誇るキャラです!
イギリス風の世界観

本作の舞台「ガラル地方」は、イギリスをモデルにした世界観です。
建造物のデザインやキャラの服装、サッカーのスタジアムを思わせるジムなど、イギリスを思わせる要素がたくさん存在します。
ポケモン剣盾の世界は色鮮やかでオシャレな雰囲気が漂っているので、シリーズの中でも特に気に入りました!
名曲揃いのBGM

個人的にポケモン剣盾のBGMはシリーズで1番好きです♪
特にバトルのBGMは神曲揃い!!
ジム戦のBGMは特徴的なイントロとバトル開始のタイミングが完璧!
そして相手のポケモンがラスト1体になるとBGMに歓声が入るので最高に盛り上がるんです!!
曲単体でもカッコいいですが、この興奮は実際にプレイしないと味わえません♪
ライバル3人のBGMもそれぞれのキャラに合った曲調で気に入ってます♪
特にホップ戦は彼の明るさを表現した曲調で特に印象に残りました。
終盤に流れるアレンジバージョンはシチュエーションも相まって涙が出そうになるほど興奮しましたよ!!
チャンピオン戦の音楽は、初代ポケモンをプレイした方なら感動すること間違いなし!
新システム「ダイマックス」

本作のバトルシステムで特徴的なのが、ポケモンを巨大化させる「ダイマックス」です。
ストーリー攻略中は基本的にジムやワイルドエリアにあるポケモンの巣でしか行なえませんが、とても強力ですよ!
もちろんネット対戦やシリーズおなじみのやりこみ施設でも使用可能です。
メガシンカやZわざと違って専用の持ち物は必要ないので、発動タイミングを状況によって選びやすいです。
それゆえにネット対戦ではいつダイマックスを発動されるか分からないので緊張感が生まれてますよ!
中には画像のピカチュウのように通常時から姿が変わる「キョダイマックス」ができるポケモンも存在します。
姿が変わるだけでなく、専用のキョダイマックスわざを使用することができるんです!
例えばピカチュウをダイマックスさせてでんきタイプのわざを使用する時にこのような違いが発生します。
- 通常のピカチュウのダイマックスわざ「ダイサンダー(追加効果:エレキフィールド発生)」
- キョダイマックスピカチュウのキョダイマックスわざ「キョダイバンライ(追加効果:相手の場のポケモンをまひ状態にする)」
キョダイマックス個体は遺伝ができず捕獲率も低いので理想の性格や特性、個体値を狙うのは難しいです。
その分捕まえることができればとても強力ですよ!
美麗なグラフィック

ポケモン剣盾のグラフィックは最先端とは言えませんが、とても見栄えが良いと感じました。
人間キャラは『サン・ムーン』の頃よりも表情豊かになりましたし、ポケモンの3Dモデリングは『X・Y』の頃から出来が良かったです。
イベントシーンやジム戦でのカメラワークや鮮やかな色彩、ド派手なエフェクトなど、演出の良さのおかげで綺麗に見えたのでしょう!
バトルでのジムリーダー・ライバル達の動きや一部のポケモンの専用技など、モーションも気合が入ってますよ!
パワーアップした着せ替えとリーグカード

主人公の着せ替えは『サン・ムーン』よりも自由度が上がったと感じました!
前作は南国が舞台だからか長袖がありませんでしたが、本作には長袖と半袖両方が存在します。
後述の問題点もありますが、画質が向上したことでより着せ替えが映えるようになったので自分のキャラに愛着が湧きますよ!
エキスパンション・パスを購入すれば服装や髪型が追加されます。
中には特定のキャラになりきれるものも!

本作では「リーグカード」というものを作成することができます。
自分のキャラにポーズを取らせて、好きな背景を選んで撮影することが可能です。
もちろん服装が反映されますし、ポーズや表情のパターンも多いので自由度はかなりの高さですよ!
作ったリーグカードはインターネットに繋ぐことで他のプレイヤーと交換することもできます。
他のプレイヤーの個性的なリーグカードを集めるのも楽しいですよ♪
マジカル交換によるポケモン集め

インターネットに繋いでポケモンを流すことで、他のプレイヤーが流したポケモンとランダムで交換することができます。
このシステムのおかげで本作は別バージョン限定のポケモンや選ばなかった御三家(最初に貰えるポケモン)を手に入れやすいです。
マジカル交換の魅力はそれだけではありません。
やりこんでいるプレイヤーが厳選で孵化させた高個体値のポケモンを流してくれることがあるんです!
おかげで孵化厳選が過去作品よりもやりやすく感じました♪
僕も厳選で余ったポケモンを流してますよ!
4Vメタモンくれた人ありがとう!!!
前作まではある程度高い個体値なら満足してましたが、本作では5Vを目指して厳選してます♪
ポケモンと仲良くなれるキャンプ

ダンジョンや建物以外の場所ではキャンプをすることができます。
パーティのポケモンたちとお話をしたり、おもちゃで遊んであげることで仲良くなれます。
仲良くなれば敵のわざを避けてくれたり、大ダメージを受けてもHP1で踏みとどまってくれることがあるので、ストーリー攻略が有利になりますよ!
(バトルタワーや通信対戦では効果がありません)
ポケモンたちをただ眺めているだけでも癒やされます♪
インターネットに繋ぐことで他のプレイヤーと一緒にキャンプすることもできます。
他のプレイヤーのポケモンとも遊ぶことができますよ!

ねぇそれ何の肉?
キャンプではカレーを作ることもできます。
上手く作ることができれば回復量や取得経験値がアップしますよ!
オンラインで他のプレイヤーと協力してカレーを作ることも可能です。
カレーは様々な種類があるので、カレー図鑑を作る楽しみもありますよ♪
とても美味しそうなイラストなので、プレイしているとカレーが食べたくなります!
中には変なカレーもありますが(笑)
過去作品よりも育成しやすくなった

前述のマジカル交換以外にもポケモン厳選や育成がやりやすくなった部分があります。
本作では性格によるステータス補正をアイテムで変更可能になりました。
(性格そのものは変わりません)
キョダイマックスポケモンのように孵化厳選できないポケモンもいるのでありがたいです!
今までは努力値を上げる際、各努力値を10上昇させるタウリンなどの栄養ドリンクでは100までしか上げられませんでしたが、本作では最大値の252まで上げられるようになりました!
努力値稼ぎのバトル回数が少なくなったのはとても嬉しいです♪
個体値を最大まで鍛えるための「ぎんのおうかん」も過去作品より手に入りやすくなったと感じました。
さすがに全ての個体値を一気に鍛えるのに必要な「きんのおうかん」は滅多に手に入りませんし、どちらも使用するためにはレベル100まで上げる必要がありますけどね。
しかし本作はポケモンのレベルを100にするのはとても簡単です。
タマゴわざは同じ種類のポケモン同士を預け屋さんに預けることで、後から習得させることができるようになりました!
厳選したポケモンに「あのタマゴわざを覚えさせておけばよかった!」と思った時も安心です♪
けいけんアメやふしぎなアメが手に入りやすいのも嬉しいポイント!
マックスレイドバトルを行えば簡単に入手できます。
ストーリー攻略中に利用しすぎるとゲームバランスが崩れるのでご利用は計画的に。
不満点&気になったところ
後半の作り込みがやや物足りない

ポケモン剣盾は過去作品と比べると後半の作り込みがイマイチだと感じました。
最後に訪れる街は見かけに反して行ける部分が少ないですし、後半はダンジョンやジムのギミックがほとんどないからです。
シリーズ恒例の本編クリア後ダンジョンもありませんし、過去作の人間キャラも登場しません。
育成や対戦に重点を置いたシリーズですし、ワイルドエリアのおかげで十分やりこめますが、それでもこれらの要素は欲しかったです。
ワイルドエリアの開発にリソースを割いたのかもしれませんが…。
ストーリー的には最後まで盛り上がりましたけどね!
エキスパンション・パスを購入すれば新たな冒険を楽しむことができますよ!
髪型・服装の男女格差

サン・ムーンの頃から感じてましたが、着せ替え要素に関しては女性主人公が優遇されすぎです。
服装は男性専用のものもありますが、女性専用のものはそれ以上に多いです。
男性専用の着せ替えアイテムも同じくらい用意して頂きたかったです。
というか男の子にスカートを履かせてはいけないんですか!?
髪型は服装以上に格差がひどいです。
男性は8種類なのに対して、女性は11種類。
それに加えて女性のみ前髪の変更や、リップ・まつ毛のメイクが可能です。
男性も前髪を変えられるようにして、メイクの代わりにフェイスペイントが欲しかったです。
スポーツものの雰囲気がある本作ならフェイスペイントも違和感ないでしょう。
一部のストーリー展開

チャンピオンを目指すストーリー自体はとても熱かったです。
しかし、本編終盤であるキャラが暴走する流れは唐突すぎて困惑してしまいました。
あのキャラがどうして短絡的な行動に出てしまったのかが理解できません。
一応伏線らしきものも張られてはいましたが、それを考慮しても無理のある展開だと感じました。
マックスレイドバトルの調整不足

ダイマックスポケモンと4人で戦うマックスレイドバトルですが、調整不足だと感じた点が多いです。
ネットに繋がないで戦う場合はNPCと一緒に戦うことになるのですが、何度も足を引っ張られました。
敵のダイマックスポケモンはある程度ダメージを与えると数回攻撃しなければ破壊できないバリアを張るのですが、そんな状況でサポート技を使うキャラがいるんです。
運が悪い時はサポート技が得意なポケモンばかり参加することもありました(泣)
また、HPや防御力が低いポケモンを使用するキャラが多いのですぐにやられてしまいます。
味方が4回やられると終了なので、強いポケモンだとなかなか捕まえられないことも…。
やりこむとマックスレイドバトルで使用するポケモンが伝説のポケモン一択になってしまうのもどうかと思いました。
本作の伝説のポケモンはダイマックスポケモンに大ダメージを与える技を使用できるからです。
そのためオンラインプレイではほとんどのプレイヤーが伝説のポケモンを使用します。
ネットに繋いだ協力プレイで全員が同じポケモンを使うのは面白みがないでしょう。
僕も使いますが。
ポケモンのリストラ
個人的にはそれほど気にしてませんが、やはりお気に入りのポケモンが登場しないのは人によっては気になるところだと思います。
バランス調整やHD化する際の3Dモデルの調整などの手間を考えると、今までに登場した800を超えるポケモンを全て収録することは容易ではないことは理解できますけどね。
エキスパンション・パスを購入すれば本作単体では出現しなかったポケモンが追加されますよ!
まとめ

- モンスター収集系ゲームが好き
- 王道の熱いストーリーが好き
- インターネットに繋いでポケモンバトルするのが好き
- キャラを着せ替えるのが好き
- ポケモンのリストラが許せない
ポケモン剣盾は様々な要素が進化していたのでとても熱中できました!
マックスレイドバトルなど改善の余地も多いのですが、それを差し引いてもドハマりしてしまいましたよ!
とても育成しやすくなったのでポケモンの孵化厳選しまくりでした(笑)
ワイルドエリアは毎日出現ポケモンが変わるので、ついついプレイしたくなってしまいます♪
人間キャラも魅力的ですし、本編ストーリーも熱かったので2周目をプレイさせてほしいと思ったほど!
エキスパンション・パスを購入すれば新たなマップ、ストーリー、ポケモンが追加されます。
単体でも十分楽しめる作品ですが、より楽しみたい人は導入すると良いでしょう!
プレイ時間:120時間
個人的評価:S
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