こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回は1996年にスーパーファミコンで発売された『星のカービィ スーパーデラックス』(SDX)のDSリメイク作品、
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』(USDX)の感想を書きました!
SFCで発売されたカービィSDXの時点で非常に高く評価された作品です。
僕も小学生の頃は友達と二人プレイで楽しんでました!
リメイク作であるUSDXはグラフィックの一新や新モードの追加など、様々な面でパワーアップしているので更に楽しめる傑作に進化しましたよ!
本記事ではオリジナル版であるSDXの特徴も含めてレビューしました!
- 傑作のカービィSDXのリメイク作品
- 新モードを多数追加
- グラフィックを一新
目次
作品情報
製品名:星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
対応機種:ニンテンドーDS
ジャンル:アクションゲーム
発売元:任天堂
開発元:HAL研究所
発売日:2008年11月6日
CERO:A
画像出典:公式サイト、開発スタッフインタビュー
評価点
現在のカービィのベースとなったアクション

カービィSDXはそれ以前に発売されていたシリーズ作品と比べるとアクション性が大幅にパワーアップしました。
ガードが追加され、今までは1つの技しか使えなかったコピー能力に様々な技が追加されました。
例えば「ソード」だと通常の斬撃に加えて
- HP満タンの状態でソードビーム
- ダッシュ+ジャンプで回転斬り
- ジャンプ+↓で下突き
といった感じです。
「バーニング」や「フリーズ」は「ファイア」や「アイス」の技の1つとして統合されました。
3や64ではまたシンプルなアクションに戻りましたが、本作USDXやWii以降の作品からはSDXのアクションが受け継がれていますよ!
心強い味方「ヘルパー」

本作ではコピーした能力と引き換えに、その能力を持った仲間キャラ「ヘルパー」を生み出すことができます。
カービィを助けてくれる心強い味方ですよ!
本体とソフトが二つあれば二人プレイも可能です。
USDXではCPUのヘルパーが賢くなったので、「洞窟大作戦」の一部の仕掛けを解いてくれるようになりました。
一人プレイでも十分楽しめますよ!
美麗なグラフィック

オリジナル版の時点でも綺麗だと感じていましたが、USDXはグラフィックが一新されて更に美麗なグラフィックに進化しました!
カービィや敵キャラもより可愛いグラフィックへと進化しましたよ!
敵キャラやヘルパーのモーションも新しくなっているので、SFC版をプレイした方も新鮮な気持ちで楽しめるでしょう!
特に背景は描き込みが細かくなり、より美しくなりました♪
また各モードのオープニングデモがドット絵からプリレンダの3DCGムービーに変更されました。
こちらも当時としてはかなり綺麗なCGムービーでしょう!
SFC版のオープニングデモはある条件を満たすことで見ることができます。
ハイクオリティなBGM

SDXは音楽に定評のあるカービィシリーズの中でも特に名曲揃いです!
様々なモードがある分、音楽もバラエティ豊か!
カービィらしいポップなBGMもあれば、「メタナイトの逆襲」で流れる緊張感のあるBGM、オーケストラ調のBGMなど様々ですよ♪
特にラスボス戦のBGMはシリアスな雰囲気がある名曲です!
カービィUSDXでは新BGMが追加されました!
「はるかぜとともに」のタイトル画面では初代のタイトル画面BGMのアレンジ版が使用されており、
「爆裂コンベアタッチ!」では64の「こうじょうけんがく」のアレンジ版が流れます!
SDXでは汎用ボス戦BGMだったダイナブレイド戦とワムバムロック戦は「巨大ボスとの戦い」という新BGMに変更されて特別感UP!
何故かヘビーロブスター戦にもカッコいい専用曲が追加されました(笑)
SDXやUSDXのいくつかのBGMは、後の作品でもアレンジ版BGMが使用されてますよ♪
オムニバス形式のモード選択

カービィSDXはオムニバス形式で様々なモードが存在します。
ひとつひとつは短めですが、それぞれに特徴があるのでダレることなくプレイできますよ!
- 初心者向けでオーソドックスな「はるかぜとともに」と「白き翼ダイナブレイド」
- デデデ大王と食べ物を奪い合いながらゴールを目指す「激突!グルメレース」
- お宝を探しながら広大な洞窟を探索する「洞窟大作戦」
- 当時のカービィとしては珍しくシリアスで熱いストーリーの「メタナイトの逆襲」
- コピーの元デラックスでいつでも能力を自由に切り替えられる「銀河にねがいを」
など様々です!
USDXではさらに新モードがいくつか追加されてます。
追加されたモードはなかなかの難易度なので歯ごたえがありますよ!
もちろん新ボスも追加されました!
優れたゲームバランス

本作はオリジナル版のSDXと比べると強すぎたコピー能力の弱体化や敵のガード削り技の増加など、ゲームバランスが調整されました。
(それでも多少は能力の格差が残ってますが)
メタナイト戦は吸い込むための星が出るようになったので、すっぴん(能力なし)でのバトルもやりやすくなりました!
本作の難易度は簡単すぎず難しすぎない丁度良いバランスだと感じました。
USDXで追加された最後のモードはアクション上級者も楽しめる難易度ですよ!
豊富なサブゲーム

USDXではタッチペンを使用する三種類のサブゲームが追加されました。
複数のDS本体があれば、最大4人まで対戦が楽しめます!
個人的には「爆裂コンベアタッチ!」がBGMも相まってお気に入り♪
オリジナル版SDXに収録されていた「刹那の見切り」と「かちわりメガトンパンチ」も一人プレイ専用にはなりましたが、条件を満たせばプレイできますよ!
不満点&気になったところ
キーコンフィグがない

USDXはオリジナル版SDXとはボタン配置が違います。
それなのに本作にはキーコンフィグがありません。
GBA作品やドロッチェをプレイした方が混乱しないようにそちらの操作に合わせたのでしょう。
それでもオリジナル版をやり込んだ人は戸惑うと思うのでキーコンフィグは欲しかったです。
初心者の部屋で操作ができなくなった

オリジナル版SDXではゲーム開始時に挿入される「初心者の部屋」で実際にカービィを動かして操作を覚えることができました。
しかしUSDXではただ見ているだけに変更されてしまったのです。
本作の操作はそれほど複雑ではないので(ボタン配置の変更を除けば)操作に戸惑うことはありません。
それでもオリジナル版でできたことができなくなってしまったのはやはり残念なポイントです。
オリジナル版と比べるとBGMが軽くなった
オープニングムービーの曲やシューティングステージの曲など、オリジナル版でエコーが掛かっていたBGMは音が軽くなり迫力が減少してしまいました。
これはDSの内蔵音源がSFCのものと比べると劣るのが原因なので仕方がない部分ではあります。
エコーが掛かっている曲だけストリーミング再生でオリジナル版を流せば解決できた気もしますが、容量がかかるので難しいところですね…。
オリジナル版と比べなければ気にならないレベルではあります。
BGMの質自体は満点ですよ!
まとめ

- カービィSDXをやりこんだ
- アクションゲーム好き
- ある程度の歯ごたえも求めている
- 細かい劣化点が気になる
オリジナル版と比べると多少劣化した部分もありますが、それ以上にパワーアップした部分も多いです!
追加されたモードは難易度が高めなので、オリジナル版が簡単だと感じた方も充分楽しめるでしょう!
カービィファンの方やアクションゲーム好きの方には是非プレイして頂きたい傑作アクションゲームです!
プレイ時間:約10時間
個人的評価:S
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