
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
「ファミコンで面白いアクションゲームがやりたい!」
そんなあなたにおすすめなのが『星のカービィ 夢の泉の物語』
夢の泉の物語は、今ではすっかりおなじみのコピー能力が初登場した作品です。
アクションも追加されステージの数も増えたので、初代カービィと比べると大幅にパワーアップしてますよ!
Wiiソフト「星のカービィ 20周年スペシャルコレクション」にも収録されました。
現在ならWiiUでバーチャルコンソール版、3DSで3Dクラシックス版が発売されてます。
「Nintendo Switch Online」に加入することでもプレイできますよ!
- コピー能力による多彩なアクション
- ステージが大幅に増加
- ファミコンの限界に挑戦したグラフィック
目次
作品情報
製品名:星のカービィ 夢の泉の物語
対応機種:
- ファミリーコンピューター
- ゲームボーイアドバンス(リメイク作品「星のカービィ 夢の泉デラックス」)
- Wii(バーチャルコンソール、「星のカービィ 20周年スペシャルコレクション」)
- ニンテンドー3DS(3Dクラシックス)
- WiiU(バーチャルコンソール)
- ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch Online)
※赤字は筆者がプレイしたバージョン
ジャンル:アクションゲーム
発売元:任天堂
開発元: HAL研究所、アリカ(3Dクラシックス版)
発売日:1993年3月23日
CERO:A
3Dクラシックス版の特徴
- 立体視に対応
- 処理落ちの改善
- キーコンフィグの追加
- オープニングデモの挿入位置がタイトル画面表示前からストーリーデモの後に変更
- 扉のグラフィックに光を表現したグラデーションが追加
- 落下判定がシビアに
- バグの修正
- その他多数の細かい調整
評価点
コピー能力初登場!

夢の泉の物語では「コピー能力」という新システムが登場しました。
能力を持っている敵を飲み込むと、その敵の能力をコピーして使用できるんです!
例えば、剣を持っている敵を飲み込めば「ソード」、炎を吐く敵を飲み込めば「ファイア」をコピー可能。
今ではすっかりおなじみとなったシステムですね!
コピー能力は全部で24+1(ラスボス専用能力)種類あります。
初登場でこれだけの種類があることには驚きました!
しかも「ボール」や「スリープ」などのネタ的な能力を除いて使いづらい能力がほとんど無いのも素晴らしい!
前作から大幅にボリュームアップ!

初代は5ステージしかなかったのでボリューム不足でしたが、本作は39ステージあります。
ステージも草原、森、南国、塔、雲の上、雪国などバリエーション豊かなのが魅力です♪

探索要素も強化されており、ステージによっては巨大なスイッチがある隠し部屋が存在します。
スイッチを押すと後述のサブゲームや博物館などの部屋が出現しますよ!
程よい難易度

星のカービィシリーズはアクションゲーム初心者のためシリーズという面もあります。
そのため作品によっては難易度が低すぎるものもありますが、本作は丁度よい難易度だと感じました。
現在と違って6回ダメージを受けたら倒れてしまうのも、最近の作品より難易度が高く感じた原因でしょう。
序盤のステージは簡単ですが、中盤あたりからはステージのギミックが増え、敵も強力になります。
終盤のステージはなかなかの難易度で、一回ゲームオーバーになってしまいました(汗)
それでもクリアできないほど高難度というわけでもないので、絶妙な難易度調整だと思います!
クリア率を100%にすることで、初代と同様に高難易度のエキストラモードがプレイ可能になります。
体力が半減するので、より緊張感のある冒険が楽しめるでしょう!
豊富なサブ要素

サブ要素が豊富に存在する点も夢の泉の魅力です!
ステージに隠されたスイッチを押すことで出現します。
サブゲームは3種類あります。

カービィのぬいぐるみをキャッチする「クレーンフィーバー」

爆弾を避けつつたくさんの卵を食べる「たまごきゃっちゃ」

反射神経が重要な早撃ちゲーム「はやうちカービィ」
高得点で1UP、完璧なプレイで3UP貰えます。
どれもシンプルなゲームなので、たまには息抜きにプレイするのもいいでしょう!

それ以外にも
- 展示されている敵を吸い込むことでコピー能力を得られる「博物館」
- 中ボスとバトルが行え、勝利すると能力とマキシムトマトが手に入る「闘技場」
- 別のレベルに移動できる「ワープスター発着場」
が存在します。
これらを出現させれば冒険が有利になりますよ!
美麗なグラフィック

ファミコン末期のソフトだけあって、ファミコンソフトとしてはとても綺麗なグラフィックだと感じました!
背景グラフィックは色数が限られている中で奥行きを上手く表現してます。
ラスボス戦では当時としては高等技術だった多重スクロール表現も!
コピー能力が追加されたことで、カービィのアニメーションパターンも大幅に増加!
画面下のコピー能力アイコンは可愛らしいイラスト調になっていますし、カービィの名前や能力名をあえて英語で表記しているところがオシャレに感じました♪
個性的なボスキャラたちも生き生きと動いてくれますよ☆
名曲揃いのBGM

夢の泉の物語の音楽は、安藤浩和さんがメインで担当されました。
全てのBGMが素晴らしいクオリティで捨て曲がありません!
本作のBGMは後の作品でアレンジして使用されているものが多く存在します。
個人的には森ステージや雲ステージ、寒冷ステージの曲が気に入りました。
アクションゲームでありながら癒やされる曲もありますよ♪
ボス戦の曲も緊張感があってお気に入りです。
ラスボス戦の曲もアップテンポな曲調でカッコいい!
魅力的なキャラクター

本作ではステージが増えた分、敵キャラも大幅に追加されました。
どの敵キャラも個性的な外見なので、どの能力を持っているのかとてもわかりやすいです。
人気キャラのメタナイトは夢の泉で初登場しました。
現在のデザインとは大分違いますが、滅茶苦茶強いので彼との決闘は熱くなれましたよ!
基本アクションの追加

本作ではダッシュやスライディングが追加されたので、テンポ良く冒険することができます。
そのためステージ数は大幅に増えたものの、ラスボス撃破まではそれほど時間はかかりませんでした。
もちろん隠し要素を全て解放しようとすればそれなりに時間はかかりますけどね!
不満点&気になったところ
処理落ちが多い(3Dクラシックス版では改善)

本作はファミコンソフトとしてはハイレベルなグラフィックのためか、処理落ちしやすいです。
敵がたくさん出現している場面やスパークの能力を使っている時に処理落ちすることが多かったです。
3Dクラシックス版は実質作り直しで3DSの性能に最適化されているためか、処理落ちはほとんどありません。
快適にプレイしたい方にはこちらがオススメです!
デデデ大王戦のBGMが他のボスと同じ

夢の泉のデデデ戦は他のボスキャラと同じBGMです。
ボス戦のBGM自体はとてもカッコ良くてお気に入りなのですが、やはりデデデ大王のテーマを流して欲しかったです!
当時は容量が足りなかったのかもしれませんが…。
GBAのリメイク作品「夢の泉デラックス」では専用BGMに変更されました!
デデデ大王のテーマではありませんが、「夢の泉」での戦いにふさわしいBGMですよ!
デデデ大王のテーマは別の場所で使用されてます。
まとめ

- シンプルかつ多彩なアクションを求めている
- 程よい難易度を求めている
- ファミコンの本気を見たい
- 処理落ちをかなり気にする
初代カービィから大幅な進化を遂げたファミコン末期の傑作アクションゲームです!
不満点を探すのに苦労しました(笑)
ファミコンのソフトですが、今プレイしても充分楽しめますよ!
シンプルかつ程よい難易度のアクションゲームをプレイしたい方にオススメです☆
最近のカービィ作品しかプレイしたことがない方にも是非プレイして頂きたいです!
現在ならNintendo Switch Onlineに加入することでプレイできますよ!
処理落ちが気になる方は、ファミコン版から様々な調整が加えられた3Dクラシックス版をオススメします。
プレイ時間:10時間
個人的評価:S
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