こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回はニンテンドウ64ソフト『星のカービィ64』をレビューしました。
本編シリーズとしては初めて3Dグラフィックで描かれているのが特徴です。
その3Dグラフィックを活かした演出に引き込まれてしまいました!
コピー能力ミックスや今まで敵だったキャラとの冒険など、これまでにない魅力が詰まった作品ですよ!
そんなカービィ64の感想を書いていきます!
僕は64版とWii用ソフト『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』に収録されている本作をプレイしました。
- 3Dで描かれたカービィの世界
- 2つのコピー能力をミックスできる
- かつての敵キャラと冒険に出る
目次
作品情報
製品名:星のカービィ64
対応機種:
- ニンテンドウ64
- Wii(バーチャルコンソール、『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』)
- Wii U(バーチャルコンソール)
※赤字は筆者がプレイしたバージョン
ジャンル:アクションゲーム
発売元:任天堂
開発元:HAL研究所
発売日:2000年3月24日
CERO:A
画像出典:公式サイト
評価点
多彩な技が魅力のコピー能力ミックス

カービィ64で最も特徴的なのが「コピー能力ミックス」!
2つのコピー能力を組み合わせて、新たな能力を生み出すことができるんです!
例えば
- 「バーニング+カッター」で炎の剣
- 「ストーン+ボム」でダイナマイト
- 「アイス+ニードル」で氷の結晶
- 「スパーク+スパーク」で広範囲の電気バリア
など、様々な能力が使用できます!
個人的にはライトセイバーっぽい「スパーク+カッター」がお気に入り♪
3で登場した仲間の石像に変身できる「ストーン+カッター」も捨てがたいです。

本作では特定の能力で壊れるブロックが存在します。
そこに収集物である「クリスタル」が隠されているので、色に対応したコピーをミックスする必要があるんです。
中にはかなり分かりにくいブロックもあるので、見つけられた時は嬉しかったです!
表情豊かな3Dグラフィック

3Dグラフィックで描かれたカービィ達はとても表情豊か!
ステージをクリアした時などに流れるムービーでは各キャラが生き生きと動きますよ!
グラフィックの質自体も数あるニンテンドウ64ソフトの中で特に綺麗だと感じました♪
当時の限られたポリゴン数でカービィや敵キャラの丸みやプニプニ感を表現しているのが凄い!
ゲームプレイ時もダッシュした時やバイタリティが少ない時などにカービィの表情が変化します。
ダイナミックなカメラワーク

本作はジャンル的には横スクロールアクションゲームですが、視点がグリグリ動くので迫力がありますよ!
それでいて操作がしづらいと感じたことは殆どありませんでした。
カービィSDXと比べるとコピー能力のアクションがシンプルなのが操作のしやすさに繋がっているのでしょう!
背景も奥行きがあり、シャッツォ(大砲の敵)など一部の敵は画面の奥から攻撃してくることもあります。
当時としては珍しい演出だったので驚きました!
安心と信頼のBGM

BGMは他の本編カービィと同じく石川淳さんと安藤浩和さんが担当されてます。
ポップな世界観にピッタリの明るい曲調のBGMが多いので楽しくプレイできました!
一方でシリアスな曲調のBGMもいくつか存在します。
工場のステージで流れる「こうじょうけんがく」は金属音による重々しい曲調で緊張感があって気に入りました!
カービィ64のステージの中では難易度が高いので耳に残ってます。
ラスボス戦のBGMはカービィの曲とは思えないほどシリアスな雰囲気が漂う曲で、かなり人気がある曲です!
特殊なバトルなのもあって熱くなること間違いなしですよ!
冒険をサポートしてくれる仲間キャラ

カービィ64ではヒロインのリボンだけでなく、今まで敵だったワドルディ、アドレーヌ、デデデ大王と一緒に冒険します。
(アドレーヌと3のボスキャラだったアドは同じキャラと考えていいのかな?)
スーパーデラックスのようなヘルパーではなく、ストーリー上の仲間として今まで敵だったキャラと冒険するのはシリーズでは初めてのことです!
- 様々な乗り物を用意してくれるワドルディ
- 自身の能力で食べ物や1UPを描いて出してくれるアドレーヌ
- カービィを乗せて障害物を壊しながら進んでくれるデデデ大王
どのキャラもカービィの冒険をサポートしてくれますよ!
熱くなれるサブゲーム

カービィ64には最大4人で楽しめるサブゲームが存在します。
- ジャンプを使い分けて障害物を避けながらゴールを目指す「けんけんレース」
- 相手と場所を奪い合いながら落ちてくる木の実を集める「とるとるバトル」
- 直線上に衝撃波を出して足場ごと相手を落とす「おちおちファイト」
使用できるキャラはカービィ、ワドルディ、アドレーヌ、デデデ大王です。
性能に違いはないので好みで選びましょう!
どのゲームもシンプルなルールですが、それゆえに中毒性があるので熱くなれますよ!
不満点&気になったところ
移動速度が遅い

本作はダッシュしても移動速度が遅いと感じました。
おそらくステージの景色をゆっくりと見ながら進んでほしくて遅めにしたのだと思います。
本作も初3D作品としてはかなり気合が入った背景なのでわかりますけどね。
ただ、ステージひとつひとつがそこそこ長いのでテンポが悪く感じました。
ホバリング(空を飛ぶ)も過去作とは違って一定時間しかできなくなりました。
不便ではありますが、高いところにあるクリスタルをどうやって取るか考える楽しさがあるので一概に改悪とは言えません。
難易度が低い

本作はあまり難易度が高くありません。
一部のコピー能力ミックスが強すぎるのも難易度低下の原因でしょう。
工場ステージなど、難しいステージも少しだけありますけどね。
中ボスはロクに移動や攻撃をしてこない敵が多いですし、当たり判定も大きいのでただの的と化しています。
2のように少し強めの中ボスがいてもいいのになぁと思いました。
コピー能力の格差

カービィ64では様々な能力を使えますが、その分格差も大きいです。
SDXやWii以降の作品とは違ってどのコピー能力でも1発の威力は同じなので、広範囲攻撃ができる能力が強いです。
回復アイテムを無限に出せる「アイス+スパーク」も非常に便利!
一方で「バーニング+アイス」のようなどうしようもない能力も…。
組み合わせ的に仕方ありませんけどね(笑)
カード集めのコンプリートが非常に難しい
本作の収集要素として、敵キャラの「カード集め」があります。
全部で81種類存在するのですが、コンプリートが非常に難しいのです!
何故なら、カードはステージをクリアした時のクリアゲームでしか手に入らないからです。
ストーリークリアまでにはどんなに運が良くても20種類くらいしか集まりません。
しかもダブる可能性もあるので正直コンプリートは無理ゲーだと感じました(泣)
おまけにボスのカードが戦う前に手に入ってしまう可能性もあります。
運が悪ければラスボスのカードが序盤で手に入ってしまうことも…。
「星のカービィ トリプルデラックス」では収集物がステージに配置されるようになったので改善されました。
それでもコンプリートはとても難しいですけどね(汗)
まとめ

- 雰囲気重視の作品が好き
- アクション初心者
- 可愛いキャラが好き
- スピード感を求めている
- 難しいゲームが好き
3Dで描かれたカービィたちは、ドット絵時代にも負けないほど可愛らしいです♪
カメラワークを駆使したダイナミックな演出も3Dグラフィックを上手く活かしていると感じました!
多彩なコピー能力ミックスは格差は存在するものの、お気に入りの能力を見つける楽しさがありますよ!
一方でテンポの悪さや難易度の低さなど、問題点もいくつか存在します。
スピーディーなアクションを求める方には物足りないかもしれません。
キャラクターや雰囲気を重視する方、アクションゲーム初心者の方にオススメの作品です!
プレイ時間:約10時間
個人的評価:B
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