ひぐらしのなく頃に奉(Switch)【レビュー】23本のシナリオを収録したコンシューマーひぐらしの決定版!

ひぐらしのなく頃に奉 タイトル画面

こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。

今回はノベルゲーム『ひぐらしのく頃に奉』の感想を書いていきます。

PS3&PSVitaで発売された『ひぐらしのなく頃に粋』に新シナリオを加えた完全版です!

『粋』の時点で大ボリュームでしたが、4本のシナリオが加わって合計23本となったことでさらに超ボリュームとなりました!

 

僕は発売日にこのソフトを購入しましたが、他のゲームと並行してプレイしていたので全てのシナリオを読み終えるまでに1年半もかかってしまいました!

完全なるコンシューマー版ひぐらしは半端ないですよ!!

 

僕はSwitch版をプレイしました。

PS4版はタッチ操作が無いこと以外は同じ内容です。

 

どんなゲーム?
  • 連続怪死事件をめぐる壮大なシナリオ
  • 豪華声優陣によるフルボイスで23本のシナリオを楽しめる
  • 「ひぐらしのなく頃に粋」からシステムがいくつか改善

作品情報

製品名:ひぐらしのなく頃に奉

対応機種:

  • ニンテンドースイッチ
  • プレイステーション4

 

ジャンル:サスペンスアドベンチャーノベル

発売&開発元:エンターグラム

発売日:2018年7月26日

CERO:D

『ひぐらしのなく頃に粋』との違い

部活メンバー
  • 新シナリオを4本追加
  • 原作BGMを多数追加
  • 新ムービーを6本追加
  • グラフィック解像度が720p(PS3版)から1080pに向上(TVモード時)
  • クイズ・オヤシロショックがパワーアップ
  • 一周目は「鬼隠し編」に固定
  • 共通ルートの選択肢にルートナビを追加
  • 「宵越し編」の主人公に立ち絵を追加

 

本記事は『ひぐらしのなく頃に粋』のレビュー記事で挙げた特徴は省略している部分があります。

より詳しく特徴を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

ひぐらしのなく頃に粋

ひぐらしのなく頃に粋【レビュー】PS2版とDS版のシナリオをフルボイスで完全収録!

評価点

超ボリュームのシナリオ

采

コンシューマー版『ひぐらしのなく頃に奉』は、『粋』に収録された19本のシナリオに加えて、新たに4本のシナリオが追加されました!

粋の時点でボイスを飛ばさずにプレイすれば200時間はかかりますが、本作は230時間はかかりそうです!

(僕は『粋』収録分のシナリオはボイス飛ばしまくったのでもっと短いですが)

 

新シナリオ「ひぐらしアウトブレイク」とその続き「ひぐらしアウトブレイク~神姦かみかしまし編~」は本編とは違った惨劇に立ち向かう話です。

これまでよりも惨劇の規模が大きく、壮大な物語になっているので新鮮な気持ちで楽しめました!

部活メンバーの活躍っぷりに注目です!

新キャラクターの「うね」と「田村媛命たむらひめのみこと」はその独特な喋り方が気に入りました♪

終盤の展開は好みが分かれそうですが、ある意味竜騎士07作品らしいので個人的には楽しめました!

 

雛見沢停留所

さらに、ひぐらしの原典となるシナリオ「雛見沢停留所」も収録されてます。

キャラクターデザインはコミカライズ版準拠となっており、本編よりも大人っぽい雰囲気を感じました。

 

魅音と梨花が女子高生で登場するなど、本編とは設定が異なります。

(各キャラの声はあるキャラを除いて舞台版の俳優さんが担当されてます)

しかし、最後まで読めばこのシナリオの設定が本編に活かされていることがわかるでしょう!

このシナリオ自体も魅音と梨花の関係やあるキャラの不気味さなど、見どころ満載ですよ!

 

暗黒四天王

最後のシナリオ「罰恋ばつこいし編」は「昼壊し編」や「羞晒し編」と同じようなギャグシナリオですが…。

これはひどい(褒め言葉)

システムの改善

ルートナビ

本作は『粋』から改善された部分がいくつか存在します。

一周目は「鬼隠し編」に固定されたことで、初回からネタバレシナリオの「盥回し編」に突入する心配がなくなりました。

 

さらに共通パートの選択肢に、どのシナリオに行きやすくなるのかが分かるルートナビが追加されました。

攻略サイトに頼ることなく自分の好きなルートに行くことができますよ!

ルートナビはOFFにもできるので、自力でルートを見つけたい方も安心です。

 

荒川の立ち絵追加

「宵越し編」の主人公「荒川龍之介」に立ち絵が追加されたところも嬉しいポイント!

これで漫画版を読まなくても彼がどんな姿なのかがわかるようになりました。

原作BGMを多数追加

作曲者一覧

本作では『粋』で収録されなかった原作の名曲「空夢」「feel」「LIVE」や、原作版「奉」のBGMが多数追加されました。

『粋』では原作BGMはdaiさんとpre-holderさんの曲だけでしたが、本作では他の方が作曲された曲も収録されてますよ!

全て合わせればなんと120曲以上!!

 

さらにフリー素材の曲もいくつか収録されてます。

原作出題編(暇潰し編まで)で使用された「Gear」「dancers7」などの名曲も収録されてますよ!

罪滅し編の熱いシーンで印象的だった煉獄庭園さんのBGMが収録されているのも嬉しい!

 

相変わらず「虚」が収録されてないことは残念ですが、それを除けば原作BGMの収録に関してはとても満足してます!

…収録に関しては、ですが(後述)

新規ムービーのクオリティが凄い!

元々クオリティの高かったコンシューマー版ひぐらしのムービーですが、本作のオープニングムービー「僕達はもう知ってる」のムービーは特に凄い!

イラストを動かす技術が過去作品よりも進化しているので、まるでアニメを見ているかのよう!

特に冒頭の各キャラが振り向くシーンは動きが滑らかでカッコいいです☆

 

『粋』の頃にはムービーがなかった「追想のディスペア」と「プレイス・オブ・ピリオド」にもムービーが追加されました。

2部だけムービーがなかったのは地味に不満だったので嬉しかったです!

「プレイス・オブ・ピリオド」はひぐらしのヴォーカル曲の中でも特に好きなので♪

 

『ひぐらしデイブレイクPORTABLE』のオープニングムービーも2種類収録されてます。

こちらはアニメムービーとなっていて、グリグリ動きますよ!



不満点&気になったところ

BGMの使い方を原作に近付けてほしかった!

部活シーン

コンシューマー版『奉』で一番の不満点です。

原作BGMが多数追加されたので、『粋』では同じBGMばかり使用されていた出題編での使い方が改善されると思っていたんですよ。

ところが、『粋』収録分のシナリオでは「宵越し編」以外はBGMの使い方がほとんど変わってなかったんです!

(他のシナリオでも微妙に変わってる部分はありますが、1、2ヶ所程度です)

せっかく原作体験版の部活BGMが追加されたのに、使用されるのは終盤のシナリオである澪尽し編からとは…。

コンシューマー版の部活BGMはギャグBGMも兼ねているので、日常シーンでの使用頻度が非常に高いんです。

聴き飽きたわ!

 

原作出題編で使用されたnerve(雑音空間)さんの曲が収録されたと聞いて、出題編のBGMの使い方が大幅に改善されそうだと期待していました。

しかし、アップデート前は出題編で一曲も使用されませんでした(泣)

(アップデート後も使用されたのは「祟殺し編」のとあるシーンくらいでしたが)

 

ztsさん作曲の日常BGM「daily passing by」や「What is wished」も使用されるのはシナリオ選択画面のみ。

実にもったいない!

 

原作「皆殺し編」で印象的だった名曲「白霧の頂」「primal beat of horrow」「月<惨⇔賛>歌」「LIVE」が追加されたのですが、本作では皆殺し編で一切使用されません(泣)

何のために追加したの?

(新シナリオで使うためだろうけど)

 

「宵越し編」は荒川の立ち絵を追加するついでなのか、BGMの使い方が大幅に変更されました。

それはいいのですが、後のシナリオの重要シーンBGMである「LIVE」や「you-destructive」を先に使ってしまうのはどうかと思いました。

(「LIVE」は皆殺し編で流れませんが)

というか原作にはないシナリオだから別に変更されてなくても文句言いませんでしたが。

 

全てのシナリオのBGMの使い方を原作に近付けるのに手間がかかることはわかります。

しかし、大作RPGのようにムービーシーンに合わせるためにBGMを編集するような作業はないのですから、なんとか頑張って頂きたかった部分です。

せっかく原作BGMを多数追加したのに凄くもったいないと感じました(泣)

新ホラー演出は新シナリオのみ

流血描写

本作では黒い背景に血が数滴垂れる演出や『うみねこのなく頃に』で使用された血溜まりのイラスト、魔物の口のようなホラー演出が追加されました。

効果音も原作のホラーな不協和音や、うみねこの魔女の笑い声の効果音が追加されました。

 

しかし、これらの演出も新シナリオでしか使用されてません。

うみねこの演出はともかく、原作にもあった血が数滴垂れる演出や不協和音の効果音は全てのシナリオで追加して頂きたかったです。

というかなぜ今までカットされていたんでしょうか…。

(『祭』の過剰な規制の影響が残ってたんだろうなぁ)

『粋』の問題点のいくつかはそのまま

ひぐらし奉は『粋』から改善された点も多いのですが、それでも問題点がいくつか残ってます。

  • やたら長い共通パート
  • 過剰な規制
  • 迫力不足のホラー演出
  • 重大なネタバレが含まれる「憑落し編」の位置

これらの問題点は『粋』から改善されてません。

 

規制に関しては改善しようとすると音声を録り直さなければならないので仕方がない部分ではあります。

憑落し編も2部以降に移動させるとなると共通パートの選択肢にも手を入れなければならないので難しかったのでしょう。

まとめ

ひぐらしアウトブレイク
こんな人にオススメ!
  • 『ひぐらしのなく頃に』の大ファン
  • 綿密に練られたシナリオを求めている
  • 長く楽しめる作品が好き
こんな人には合わないかも…。
  • ボリュームがありすぎるゲームが苦手
  • おかしな口調の萌えキャラが苦手
  • 原作が好きすぎて他の脚本家のシナリオが受け入れられない

23本のシナリオはとんでもないボリュームなのでクリアまでに時間がかかりましたが、その分最後までひぐらしの世界にどっぷり浸かることができました!

新シナリオも緊張感があって最後まで楽しめましたよ♪

 

ただ、BGMの使い方は原作ファンとしては残念に感じた点です。

原作に近い使い方をしてくれたら個人的評価をワンランク上げたので、ここはとても惜しいと感じました。

ホラー演出も最初のシナリオから強化してほしかったです。

 

僕が挙げた不満点は原作をプレイしていない方なら気にならない部分かもしれません。

ボリューム重視の方、キャラクター重視の方にオススメの作品です!

 

プレイ時間:137時間

(『粋』よりもプレイ時間が短い理由は、『粋』に収録されたシナリオは重要シーン以外はほとんどボイスを飛ばしたからです)

個人的評価:B

 

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ABOUTこの記事をかいた人

雪月あきら

ゲームブログ「ゲーム戦士の足跡」管理人。 仕事中もゲームとブログのことばかり考えているヌルゲーマー。 好きなゲームのジャンルはRPG、アクション、アドベンチャー。 萌え系の作品も硬派な作品も子ども向けの作品も好きです! ゲーム以外の趣味はアニメ観賞と読書。たまに絵も描きます!