
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回はアニメムービーやプリレンダムービーは不要になってきたのではないかというテーマで記事を書いてみました。
プリレンダムービーとは簡単に言うと録画した映像で、ゲーム機の性能にとらわれずに美麗で迫力ある映像を流せるメリットがあります。
最近のゲームはどんどん通常時のグラフィック(リアルタイムグラフィック)のレベルが上がってきてますよね?
リアル調のゲームは実写と見間違うレベルですし、アニメ調のゲームはアニメにかなり近付きました。
それでもアニメムービーやプリレンダムービーを採用しているゲームはまだまだあります。
これらのムービーはPS2・3時代のように迫力あるシーンをリアルタイムグラフィックで描くのが難しかった時代には有効でした。
ではゲーム機の性能が上がった現在では必要なくなってしまったのでしょうか?
目次
アニメムービーやプリレンダムービーが不要になってきたと思う理由
服装チェンジが反映されない

最近の3Dグラフィックのゲームは服装チェンジが実装されている作品が数多くあります。
しかし、プリレンダムービーは録画映像なので、当然服装チェンジは反映されません。
アニメムービーやプリレンダのシーンだけ服装がデフォルトのものに戻ることに違和感を覚えたことは何度もありました。
そのため、作品によってはせっかく服装チェンジシステムがあるのにデフォルトの服装のままにしてしまったことも…。
リアルタイムでも充分綺麗
最近のゲームはリアルタイムグラフィックでも充分綺麗な作品が多い印象があります。
迫力ある戦闘シーンや細かい破壊表現もリアルタイムで可能なほどゲーム機の性能も上がってきました。
余程大掛かりな崩壊シーンでない限り、リアルタイムでも充分でしょう。
キャラモデルも実写並みにリアルな作品もあれば、アニメそっくりのモデリングの作品も!


『テイルズ オブ アライズ』では美麗な作画に定評のあるufotableがアニメムービーの制作を行いました。
実際アニメムービーのクオリティ自体は高品質です。
しかし、キャラモデルが良すぎてアニメムービーのキャラ作画に違和感を覚える逆転現象を感じました。
3Dのキャラモデルはかなり細かく描き込まれているのですが、この描き込みをアニメムービーで再現するのは非常に労力がかかるので難しいでしょう。
容量がかかる
プリレンダムービーは容量がそこそこかかります。
ムービーばかりのゲームは容量が肥大化してしまうのが難点なのです。
もちろん、ボリューム満点のゲームならプリレンダがなくても大容量だということはありますけどね。
プリレンダムービーが効果的なシーンもある
ここまでプリレンダがほぼ不要ではないかと語ってきましたが、効果的に使えばプレイヤーを物語に引き込むためには有効だと思ってます。
どんなシチュエーションなら有効なのでしょうか?
オープニング・エンディングムービー

オープニングやエンディングであれば、服装がデフォルトのものに戻っても気にする人はあまりいないと思います。
大体のオープニングムービーでは目まぐるしく場面が切り替わる演出がありますが、そういう表現はまだリアルタイムムービーでは難しい印象があります。
物語に一気に引き込むためにも、オープニングで大迫力のプリレンダムービーを流すのは有効でしょう!
大掛かりな崩壊シーンや魔物出現シーン

大掛かりな崩壊シーンなどはプリレンダのほうが迫力あるシーンになるでしょう。
魔物の大群が攻めてくるシーンなんかも有効だと思います。
物量が凄いムービーはリアルタイムだと処理能力が必要ですからね。
まとめ

技術の進歩って凄いですよね!
昔ではアニメやプリレンダムービーに頼らなければ難しかったアクションシーンなんかもリアルタイムグラフィックで行えるようになりましたから。
キャラクターのモデル自体もどんどん実写やアニメに近づいてきているので、アニメムービーやプリレンダムービーは不要になってきたのではないかと思ってしまいました。
実際ほとんどプリレンダを使ってない作品もありますからね。
とはいえ、場面が目まぐるしく変わるオープニングムービーや大掛かりな崩壊シーンなどは未だにアニメやプリレンダのほうが表現しやすいと思います。
PS5やXbox Series X/Sの処理能力は凄まじいですが、プリレンダが完全にいらなくなる日はまだまだ先でしょう。