こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
FFCCシリーズ第二弾
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト』(RoF)の感想を書きました。
ゲームキューブで発売された1作目は雰囲気は素晴らしいものの、アクションが単調なのが難点でした。
RoFは前作からあらゆる要素がパワーアップした名作ですよ!
ストーリーは可愛らしいキャラからは想像できないほど重いですが、そのシリアスさに惹かれてしまいました。
一方でコミカルな要素もあるので暗い気持ちにならずにプレイできましたよ!
- シリアスなストーリー
- アクション性は初代から大幅に強化
- マルチプレイモードも健在
目次
作品情報
製品名:ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト
対応機種:ニンテンドーDS
ジャンル:アクションRPG
発売・開発元:スクウェア・エニックス
発売日:2007年8月23日
CERO:A
画像出典:FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES NEWS
現在は初代FFCCのリマスター版の公式サイトに置き換わっているため、本記事で引用させて頂いている画像は公開終了しています。
評価点
多彩なアクション

アクション性は前作から大幅に強化されましたよ!
RoFではジャンプができるようになり、レイスアビリティという種族ごとの特技が追加されました。
種族によって使用武器が違うので、上手くキャラを切り替えて戦う必要があります。
操作はシンプルで難易度のバランスも良いと感じました!
攻撃パターンも多彩です。
レベルアップすればレベルアビリティを習得し、チャージブレイクや3ウェイショットなどの新たなアクションが追加されます。
強くなればなるほど戦闘が楽しくなりますよ!
魔法は魔石を消費して使用します。
ターゲットリングを複数重ねることで強力な魔法を使用することが可能!
組み合わせる魔法の種類を別にすれば、違う魔法を発動することもできるので色々試してみましょう!
シリアスなストーリー

RoFは序盤から重い展開の連続で可愛らしい絵柄からは想像できないほどシリアスなストーリーです!
主人公のユーリィと双子の姉であるチェリンカは幼いですが、彼らには過酷な試練が何度も待ち受けているので心が苦しくなることもありました。
様々な苦難に立ち向かうユーリィ達を応援したくなるでしょう!
ユーリィとチェリンカの絆の深さと家族愛には感動させられました!
DSとしてはハイレベルな3Dグラフィック

RoFのキャラグラフィックは等身が低めですが、DSの性能を考えればハイレベルな3Dグラフィックだと感じました!
現在は残念ながら公開終了してしまいましたが、当時の公式ブログでは3Dモデリング班の苦労やこだわりが掲載されていたんです。
限られたポリゴン数で綺麗に見せるための努力や職人魂を感じることができました!
各キャラのモーションも滑らかでとても丁寧に作られてますよ!
イベントシーンの演出やカメラワークも秀逸です!
谷岡久美さんの音楽

RoFも前作同様に谷岡久美さんが音楽を担当されてます。
前作のような民族調のBGMは少ないですが、本作のBGMも印象に残りました!
本作はオーケストラ調のBGMが多めです。
ボス戦のBGMはどれも緊張感がなりますよ!
特にダンジョンの曲は名曲揃いですよ!
「裏山の洞窟」、「見捨てられた街」、「ヴァール山」、「レラ・シエル」、ラストダンジョンのBGMが特に気に入りました♪
ぶっ飛んでいるレベナ・テ・ラの住人

レベナ・テ・ラの住人は個性的すぎるキャラばかりです!
少年好きすぎてアウトな鍛冶屋の女店主や子どもにナメられてやさぐれる門番など、実に様々(笑)
本編はシリアスで暗めのストーリーなので、その分ぶっ飛んだ性格の住人でバランスを取っているのでしょう!
マルチプレイモードではさらにフリーダムに!
住人の会話の内容はダンジョンをクリアするごとに変わるので、会話を見る楽しみもありますよ♪
住人にもしっかり顔グラフィックがあるところがいいですね!
様々なダンジョンのギミック

ダンジョンには様々な仕掛けがあり、魔法やレイスアビリティを使用して仕掛けを解除します。
ギミックはなかなか凝っているのでどのダンジョンも単調にならずに探索を楽しめました!
各キャラの能力を駆使して先に進みましょう!
実はこのゲーム、魔石やアイテムを踏み台にすることで一部の仕掛けを無視して進むことも可能なんです(笑)
初回は普通にクリアしたほうが楽しめると思いますが、もしショートカットできそうな仕掛けを見つけたら試してみましょう!
装備による着せ替え

DSのRPGとしては珍しく装備による着せ替え要素があります。
装備の外見は様々なのでお気に入りの装備を見つけましょう!
中にはぶっ飛んだネタ系の装備も(笑)
1周目はイベントシーンでデフォルトの服装に戻るので、シリアスシーンがぶち壊しになる心配もありません。
一人でも楽しめるマルチプレイモード

RoFは友達とワイヤレス通信で協力プレイができるマルチプレイモードがあります。
このモードでは4つの種族から好きなキャラを選んでプレイ可能!
本編のキャラと同じ見た目のキャラもいますが、設定上は別人です。
ある場所で髪の色を変えることができるので、より個性的な見た目にすることができますよ!
実はこのマルチプレイモードは一人プレイも可能です!
レベナ・テ・ラの住人は本編とはまた違ったぶっ飛び具合なので是非全員に話しかけてみてください!
シングルプレイモードをクリアしているとイベントが発生するので、シングルをクリアしてからプレイしましょう!
不満点&気になったところ
役に立たない仲間キャラのAI

仲間のAIは正直イマイチに感じました。
戦闘中、仲間達はあまり敵に攻撃してくれません。
気が付いたら死んでいるパターンが多かったです。
仲間は基本的に魔法を使用しませんが、「黒魔の心得」というアビリティを装備することで魔法を自動で使用するようになります。
しかし、AIは何も考えずに魔石を消費しまくります。
魔法発動前に敵を倒しても魔法の発動は止まらないため、物凄い勢いで魔石が無くなってしまうので困りました。
AIには魔法を使わせない方がいいでしょう。
ナッシュの存在感が薄い

セルキー族の少年ナッシュは仲間になるイベントを終えてからはストーリーに殆ど絡みません。
声付きのイベントシーンでは1回しか喋らなかった記憶があります。
パーティキャラの中では唯一悪役との因縁が無いので仕方がないところではありますが…。
仲間想いで好感の持てるキャラなので、もう少し彼の見せ場を増やして欲しかったです。
まとめ

- ストーリーを重視する
- マルチプレイで友達と遊びたい
- 可愛いキャラグラフィックが好み
- 着せ替えを楽しみたい
- 暗いストーリーが苦手
- 少年少女ばかりなのが嫌
全体的にクオリティが高い作品なので、暗いストーリーが嫌いでなければオススメのアクションRPGです。
役に立たないAIは気になりましたが、それを差し引いても楽しめる名作ですよ!
特にストーリーを重視する方には是非プレイしてみて頂きたいです!
着せ替え要素を楽しむのもアリでしょう♪
中古ゲームショップで安価で売られていることがあるので、気になった方は是非探してみて下さい!
プレイ時間:18時間
個人的評価:A
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