
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
シリーズの中でも特に評価が高い『ファイナルファンタジーVII』(FF7)の感想を書きました。
FF7はシリーズで初めて3DCGが採用され、その美麗なムービーで発売当時は多くのゲーマーに衝撃を与えた作品です!
映像面が評価されることが多いですが、ゲームバランスの良さや丁寧なキャラクターの描写など、多くの魅力がありますよ!
根強い人気がある作品なので、派生作品もいくつか制作されました。
僕はPS版(無印)、ゲームアーカイブス版、HDリマスター版(Switch)をプレイしました!
- 発売当時は美麗な3Dグラフィックで衝撃を与えた作品
- 近未来的な世界観と重厚なストーリー
- マテリアでキャラを自分好みにカスタマイズ
目次
作品情報
製品名:ファイナルファンタジーVII インターナショナル
対応機種:
- プレイステーション
- プレイステーション3(ゲームアーカイブス)
- プレイステーション・ポータブル(ゲームアーカイブス)
- プレイステーション・ヴィータ(ゲームアーカイブス)
- プレイステーション4(HDリマスター)
- XboxOne(HDリマスター)
- ニンテンドースイッチ(HDリマスター)
- Windows(for PC)
- iOS
- Android
ジャンル:RPG
発売・開発元:スクウェア
発売日:1997年10月2日
CERO:B
画像はSwitch版のものを使用しております。
HDリマスター版の違い

- 画質の向上
- 3倍速モードの追加
- 無敵モード(HP、MP、リミットゲージが常にMAX)の追加
- エンカウントなし機能の追加
評価点
当時のプレイヤーに衝撃を与えた美麗な3DCG!

FF7の世界は3DCGで描かれています。
背景はプリレンダの3DCGを2Dに落とし込んでおり、SFC時代と比べて格段に美麗なグラフィックへと進化しました!
キャラの3Dグラフィックは現在の基準だとかなり粗いですが、3D化したことでアクションが付けやすくなりました。
イベントシーンでは様々な動きを見せてくれますよ!

ムービーも美麗で凄い迫力!!
PS初期の当時、よくここまでの品質のムービーを作れたなぁと思いました!
大きなエレベーターやロープウェイに乗る時など、特定の場面では背景がシームレスにムービーへと切り替わるのでプレイした当時は驚愕しましたよ!

戦闘時は頭身が高いグラフィックに切り替わります。
こちらは公式イラストに近いグラフィックですし、戦闘時はカメラがグリグリ動くのでSFC時代とは迫力が段違い!
リミット技や召喚魔法のエフェクトもド派手です!
当時リアルタイムでプレイした人はかなり興奮したのではないでしょうか?
魅力的なキャラクター

FF7はキャラクターも魅力的!
特に主人公のクラウドは非常に人気があるキャラです!
クールなイメージが強いキャラですが、どこか頼りない部分や心の弱さが描かれるところも魅力的に感じました。
有名な女装イベントや数々の迷言など、ネタキャラとしても気に入ってます(笑)

仲間キャラにもそれぞれ見せ場があるので愛着が湧きました!
ヒロインのティファとエアリスはどちらもクラウドに対する想いがしっかりと描かれています。
乱暴者に見えるバレットも娘のマリンに対する愛や星を救う使命感、復讐への葛藤など、決して単純なキャラではありません。
仲間たちの心理描写や絆がしっかりと描かれているので、キャラクターを重視する方には特にオススメの作品です!

ユフィとヴィンセントは特定のサブイベントで仲間になるキャラなので見落としがちです。
この二人は続編の映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』にも登場するので、クリア後に視聴する予定の方は仲間にしておいた方がいいでしょう!
カスタマイズ性の高いマテリアシステム

武器や防具に「マテリア」という魔石を装着することで様々な効果を得られます。
セットした属性の魔法を使えるようになったり、「カウンター」「れんぞくぎり」「ぜんたいぎり」など通常攻撃をサポートするアビリティも使用可能に!
「ぜんたいか」や「まほうカウンター」等の支援マテリアは魔法マテリアと組み合わせることで効果を発揮します。
武器や防具によって装備可能なマテリアの数や支援マテリア用のスロットの数が変わります。
攻撃力だけを見るのではなく、マテリアの組み合わせも考えて装備すると良いでしょう!
マテリアはキャラクターのステータスにも影響を与えます。
魔法マテリアを付けすぎるとMPや魔力が上昇する変わりにHPや力が減少するので、物理攻撃重視にしたいキャラには付けすぎは禁物です!
逆に言えば魔法マテリアを付けまくれば魔法使いキャラにすることも可能!
マテリアでキャラを自分好みの性能にカスタマイズできますよ♪
マテリアにも成長要素があります。
レベルを上げれば上位の魔法を使用できるようになったり、魔法全体化の回数が増えたりと様々な恩恵があります。
最大までレベルを上げれば同じマテリアが生まれるので、レアなマテリアを増やすこともできますよ!
適度な難易度のバトル

戦闘はFFシリーズおなじみの「アクティブタイムバトル」です。
リアルタイムでバトルが進行するので緊張感がありますよ!
本作の独自要素としては「リミット技」があります。
いわゆる必殺技で、リミットゲージが溜まると強力な技を使用できるんです。
リミットゲージはダメージを受けると溜まっていくので、大ダメージを受けた時にゲージがMAXになれば一発逆転を狙えるかも!?
本作の戦闘バランスは普通に進める分には良好です。
中盤以降のボスは強敵ぞろいで全滅してしまったことも多々ありました。
しかし対策すれば倒せますし、終盤で強力なリミット技を覚えられればバトルが格段に楽になりますよ!
一部のキャラの究極リミット技などバランスブレイカーもありますが、攻略情報なしでプレイするのであればゲームバランスはとても良いです。
重厚な世界観とストーリー

近未来的で重厚な世界観もFF7の魅力の1つです!
特に序盤の「ミッドガル」はムービーも相まってスケールが大きく感じることでしょう!
FF7の世界では魔晄というエネルギーが使用されています。
魔晄は人々の生活を豊かにしましたが、たくさん吸い上げることで星の寿命を縮めています。
本作の最初の目的は魔晄炉を破壊して星の危機を食い止めることです。
もちろん魔晄炉を爆破すれば大きな被害が出るので、主人公側は決して善とは言えません。
その葛藤も本作の見どころです。
ミッドガルを脱出してからもクラウドの過去など見どころ満載ですよ!
FF7の設定はとても細かく練られており、至るところに伏線が散りばめられてます。
難解な部分もありますが、そういったストーリーが好きな方には特にオススメの作品です!
エアリスの母親の回想シーンなど、涙腺を刺激してくれる名シーンもありますよ!
適度に挿入されるギャグシーン

本編はシリアスなストーリーで世界観もやや暗めですが、ふざけたシーンも多数存在します。
プレイヤーが暗い気持ちにならないように、そういったギャグシーンを入れることでバランスを取っているのでしょう!
クラウドの女装イベントが特に有名ですね!
というか蜜蜂の館は結構危ないネタのような(汗)
植松伸夫さんのBGM

どの作品も名曲揃いなFFシリーズですが、FF7も例外ではありません!
ハードがプレイステーションに移ったことで内蔵音源も進化しました!
世界観にマッチした重厚なオーケストラ調BGMが多いのが特徴です。
一方で「牧場の少年」のようなのどかな曲や、「エアリスのテーマ」のように泣ける曲も存在します。
戦闘曲は特に名曲揃いです!
- 重厚な世界観にピッタリな通常戦闘BGM「闘う者達」
- 熱いロック調のボス戦BGM「更に闘う者達」
- 独特なメロディでジェノバの異質さを表現している「J-E-N-O-V-A」
- 荘厳なコーラスでプレイヤーに衝撃を与えたラスボス戦「片翼の天使」
このあたりのBGMが特に好みです♪
イベント曲は「オープニング~爆破ミッション」「シドのテーマ」「エアリスのテーマ」が好きです!
「お前は…誰だ」など、不安を煽るBGMも印象的でした。
豊富なミニゲームとやりこみ要素

ミニゲームの豊富さもFF7の魅力です♪
ゴールドソーサーという施設で様々なミニゲームを行うことができます。
本編ストーリーでプレイした「Gバイク」や「スノーゲーム」も再びプレイすることができるのでハイスコアを目指しましょう!
他にも最強武器や最強のリミット技入手、ラスボスをはるかに超える隠しボスとの戦いなどやりこみ要素が豊富です。
長く楽しみたい方も安心ですよ!
不満点&気になったところ
やりこむ場合のキャラクターの性能格差

本作は1発のダメージの上限が9999なので、連続攻撃系のリミット技がとても強力です!
最強パーティを目指すとメンバーはレベル4のリミット技が連続攻撃のクラウド、シド、バレットになるでしょう。
逆に言うと、レベル4のリミット技が単発のキャラは隠しボスと戦う際は二軍落ちしがちです。
ストーリーをクリアするだけなら好きなキャラでパーティを組んでも問題はありませんけどね!
むしろストーリー上のボス戦ではこれらの強力なリミット技は封印したほうが楽しめるかもしれません。
キャラクターのグラフィックは今見るとキツいかも

本作はマップのグラフィックはとても美しいですし、戦闘時の頭身が高いグラフィックも当時としては良くできてます。
しかし移動時のキャラグラフィックは頭身が低くてかなりカクカクしたポリゴンなので今見るとキツく感じるかもしれません。
移動時のキャラだけはドット絵でも良かったような気がしますが、アップにすると粗くなるので難しいところでしょう。
デフォルメされすぎたグラフィックな分、イベントシーンはオーバーに動いてくれるので見ていて面白かったですけどね(笑)
一部の異常に長い魔法エフェクト(HDリマスター版で改善)

FF7は演出にとても力を入れている作品なので、召喚魔法やラスボスの必殺技のエフェクトはかなりの長さです。
特にラスボスの必殺技は何度も使用されるので非常にテンポが悪いと感じました。
一度見た召喚魔法やラスボスの必殺技は飛ばせるようにしてほしかったです。
HDリマスター版ならいつでも3倍速に切り替えられるので改善されました!
ラスボスの必殺技は3倍速でも長く感じましたけどね(汗)
まとめ

- ストーリーやキャラクターを重視する
- ミニゲームが豊富な作品が好き
- 近未来の世界観が好き
- 暗めの世界観が好みじゃない
- 難解なストーリーが苦手
当時としては美麗な映像、魅力的なキャラクター、カスタマイズ性が高いマテリアシステム、出来が良いミニゲームなど様々な魅力が詰まった作品です。
古いゲームゆえの粗さもありますが、それを差し引いても完成度が高い作品なのでRPGが好きな方はプレイして損はありません!
近未来的な世界観やよく練られたストーリーが好きな方には特にオススメですよ!
現在ならPS4、XboxOne、ニンテンドースイッチでHDリマスター版が発売されてます。
そちらでは3倍速モードなど快適性をアップさせる機能が追加されているので、今からオリジナル版FF7をプレイするのであればリマスター版がオススメです!
映像作品の続編『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』もヴィジュアルワークスによる美麗な映像と迫力ある戦闘シーンが楽しめる名作ですよ!
プレイ時間:20時間(Switch版)
Switch版では3倍速モードを使用することが多かったので20時間でクリアできました。
オリジナル版やゲームアーカイブス版だと30時間はかかるでしょう。
個人的評価:S
関連記事