
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回は『ファイナルファンタジーXV』のDLC
『エピソード グラディオラス』をプレイした感想を書きました。
本DLCはグラディオラスが王の盾として相応しい力を得るために、初代王の盾である剣聖ギルガメッシュに挑むというストーリーです。
グラディオの豪快なアクションは重みとスピード感を両立させているのでかなりの爽快感を得られましたよ!
本記事には『ファイナルファンタジーXV』本編のネタバレが含まれてます。
本編10章までをクリアしてから読むことをオススメします!
- パワフルな大剣アクション
- 剣聖ギルガメッシュに挑む物語
- FF15のDLCの中では短め
作品情報
製品名:ファイナルファンタジーXV エピソード グラディオラス
対応機種:
- プレイステーション4
- XboxOne
- Windows(WINDOWS EDITION)
※赤字は筆者がプレイしたバージョン
ジャンル:アクションRPG
発売&開発元:スクウェア・エニックス
配信日:2017年3月28日
CERO:C
評価点
パワフルなグラディオのアクション

グラディオは重戦士キャラなので、パワフルな剣撃で無双することができます!
重戦士系のキャラって、他のアクションゲームだと動きがもっさりしていることが多いですよね?
しかし、グラディオは大剣を振るスピードが速く、大剣ゆえに攻撃範囲も広いのでとても爽快なバトルを楽しめました!
ノクトよりも走るスピードが速く、ダッシュ時にスタミナを消費しないのも嬉しいポイント♪
ガードをし続けると、画面右下の丸いゲージが溜まっていきます。
このゲージの数値を増やせば、それだけ攻撃力がアップするんです!
攻撃力は最大4倍まで跳ね上がるので、ザコ相手なら鬼神の如きパワーで無双できますよ!
パリィカウンター(タイミング良くガードした後に反撃)を決めれば、ゲージを一気に上昇させることもできます。
敵を攻撃し続けると「ブレイクゲージ」が溜まります。
このゲージがたくさん溜まっていれば、それだけ強力な技を繰り出すことができるんです。
前述のガードによる攻撃力アップと組み合わせれば、かなりの大ダメージを与えられますよ!

硬い敵には道中に存在する「朽ちた柱」を武器にして攻撃するのが有効です。
重いので動きが遅くなりますが、その分とても強力ですよ!
柴田徹也さんと岡部啓一さんによる熱いBGM

戦闘BGMは柴田徹也さんによるロック調の音楽です。
ワイルドな風貌のグラディオにピッタリの熱いBGMですよ!
柴田さん作曲なので、デビルメイクライシリーズで流れても違和感がない曲調だと感じました♪
本作にはゲストコンポーザーとして、『ニーア レプリカント』『ニーア オートマタ』の音楽を担当された岡部啓一さんも参加されてます。
岡部さんはエピソードグラディオラスのメインテーマ曲と、FF5の名曲「ビッグブリッヂの死闘」のアレンジを担当されました。
どちらも岡部さんらしい荘厳なコーラス曲ですよ!
特に「ビッグブリッヂの死闘」はかなり大胆にアレンジされていてほぼ別の曲と化していますが、その分剣聖ギルガメッシュの強大さを感じられる良アレンジだと感じました♪
美しいテルパの爪跡

本作の舞台「テルパの爪跡」は美しいデザインで気に入りました。
青白く透き通った岩など、ファンタジー感溢れるデザインが魅力的ですね♪
本編で橋の上から見た時よりも綺麗に見えました!
不満点&気になったところ
ストーリーに対する不満

本作は単体で見れば、力を手に入れるために強大な敵に挑むという王道なストーリーです。
グラディオが戦闘面・精神面共に成長するところが描かれています。
あくまで単体で見ればですけどね…。
本編と合わせて考えると、不自然な点がいくつもあると感じました。
まず、レイヴス将軍に敵わなかったから修行のためにノクト達と別れて来たグラディオですが、レイヴス将軍に敵わなかったのは他のパーティメンバーも同じです。
修行をするのであれば、パーティ全員で行うべきでしょう。
ノクト達がこれから危険な場所に向かうという時に、「王の盾」の使命を放り出して一人で修行に来る展開はどうかと思いました。
本DLCを作るために別れさせたのでしょうが、もう少し自然に別れさせてほしかったです。
次に問題だと感じたのは、本編で戻ってきた時に成長が全く感じられなかった点です。
一応再加入時に経験値が入るので、他のメンバーより弱くなるということはありません。
しかし、新技や新アビリティを覚えたりはしないので、ただ傷が増えただけじゃないかと感じてしまいました。
本DLCのクリアデータがあれば、本編に強力な武器が追加されますけどね。
何より一番の問題なのが、時系列が本編10章の前だということ!
10章でグラディオは、辛いことがあったノクトの気持ちも考えずに怒鳴り散らしたり嫌味を言ってくる場面があります。
このDLCのラストでは精神的にも成長したように感じましたが、実は全然成長してなかったのです。
何しに行ったの?
本来グラディオは頼れる兄貴分ポジションのキャラとして作られたはずです。
ヴェルサス時代から脚本家が変更されたことで、ヒステリックなキャラにされてしまったのが残念でなりません…。
プロンプトやイグニスのDLCは、本編で謎だった部分が明らかになるので重要度が高めですが、本DLCは正直ストーリー面での重要度は低めです。
せめて本編で新技を覚えてきて、10章の誰得な展開が無ければもう少し評価できたのですが…。
僕は本編10章はイグニスの名言以外は無かったことにしてますけどね!
一本道進行でギミックも無い

本DLCのダンジョンは一本道進行で、分かれ道はほとんどありません。
道中にはアスレチック要素や謎解きも全くないので、すぐにクリアできてしまいます。
別ルートやギミックがあれば、もっと探索が楽しかったと思うのでもったいなく感じました。
テルパの爪跡のデザインは好きなんですけどね…。
まとめ

- グラディオラスのファン
- 豪快なアクションを求めている
- サクッとクリアできる作品が好き
- 本編10章でグラディオラスが嫌いになった
- ボリュームを求めている
グラディオはアクションが豪快なので、操作していて気持ち良かったです!
ガードをすればするほど攻撃力が上がるシステムは、一気に大ダメージを与えられるので爽快でした!
熱い曲調のBGMもお気に入り♪
しかし、ストーリー面ではかなり不満が残りました。
本DLCでの成長が、本編では無かったことにされてしまったのは本当に残念です。
せめて10章が無ければ…。
他のキャラのDLCと比べるとストーリーの重要度が低めですし、ボリュームも少ないので正直無理してプレイする必要はありません。
アップデートで本編でも仲間キャラの操作が可能になったので、本DLCじゃなくてもグラディオのアクションは味わえますからね。
(朽ちた柱はありませんが。)
ただ、単体で見ればそこまで悪い出来ではありませんし、キャンプ時にはコル将軍の若かった頃の話を聞くことができます。
グラディオやコル将軍が好きな方にはオススメです!
プレイ時間:1時間
個人的評価:C
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