
こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。
今回は『ファイナルファンタジーXIII』の感想を書いてみました!
本作は戦略性が高い戦闘システムや、PS3の性能を活かした美麗グラフィックが特徴のRPGです。
一方通行のマップやシナリオ面など、批判される部分も少なくない作品ですが、決して悪い部分だけのゲームではありません!
賛否が分かれるFF13の魅力を伝えたいです!
- 常に全力で戦えるけど高難易度なアクティブタイムバトル
- SF映画のような世界観
- リニア(一本道)進行の作品
目次
作品情報
製品名:ファイナルファンタジーXIII
対応機種:
- プレイステーション3
- Xbox360
- Windows(Steam)
- Android
- iOS
※赤字は筆者がプレイしたバージョン
ジャンル:RPG
発売・開発元:スクウェア・エニックス
発売日:2009年12月17日
CERO:B
画像出典:
評価点
戦略性の高い戦闘システム

FF13はバトルが熱い!!
シリーズおなじみの「アクティブタイムバトル」(ATB)ですが、今までのFFの戦闘システムとは一味違いますよ!
本作ではMPは存在せず、通常攻撃や魔法は全てATBゲージを溜めて行います。
バトルでは毎回HPが全回復するので、常に全力で戦えるのが気持ちいい!!
ゲージがたくさん溜まっているほど攻撃回数が増えますし、強力な技ほど多くのゲージを消費します。
ゲージを途中で止めれば溜まっていた分のコマンドを実行できるので、早く攻撃に移りたい時に役立ちますよ!
「オプティマチェンジ」というシステムで、戦闘中に役割を変更することができます。
戦闘前にメニュー画面でキャラごとの「ロール」(役割)を複数設定しておき、戦闘時は状況に応じて戦闘スタイルを変更可能!
ロールは過去のFFでいうジョブのようなものです。
「アタッカー」や「ブラスター」なら攻撃重視、「ディフェンダー」や「ヒーラー」なら守り重視、「エンハンサー」や「ジャマー」なら補助魔法重視の戦闘スタイルになります。
敵の状態や行動を見極めてロールをこまめに変更しながら戦わなければ、強敵との戦いには勝てません。
本作のバトルの戦略性の高さと緊張感は、是非味わって頂きたいです!
敵に連続でダメージを与え続けると画面右上のチェーンゲージが溜まっていき、溜まりきると「ブレイク状態」になります。
ブレイク状態になった敵には大ダメージを与えられるようになるので、ロールを攻撃重視のものに変更して総攻撃をかければ敵のHPを一気に削ることが可能!
上手く決まれば超爽快ですよ!!
本作の戦闘システムは難易度が高めですが、全滅してもペナルティはありません。
編成に失敗したと思ったらリスタートで直前からやり直せるので安心して強敵に挑むことができます!
現在はイージーモードも追加されているので、どうしても勝てない場合は切り替えてみるのもいいでしょう。
浜渦正志さんのBGM

浜渦正志さんが作曲されたFF13のBGMはとても高く評価されてます!
一部のムービーシーンや重要なボスバトルの曲はワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団による演奏で非常に豪華ですよ!
特に通常戦闘曲の「閃光」は、個人的に数あるRPGの通常戦闘曲の中でもトップクラスで好きな曲です!
「運命への反逆」や「ライトニングのテーマ」は閃光のアレンジ曲で、こちらもイベントシーンとマッチした良曲ですよ!
「ブレイズエッジ」や「ルシの試練」などボス戦の曲もカッコいい!
「サンレス水郷」や「色のない世界」など、ヴォーカル曲も数多く存在します。
「ラグナロク」、「宿命への抗い」、「降誕」はワルシャワ・フィルハーモニー合唱団によるコーラスで荘厳な雰囲気を感じられました!
本作は非常に曲数が多いですが、捨てる曲がほとんどありません!
ゲーム音楽が好きな方ならサントラ単体で聴いても満足できるでしょう♪
美麗なグラフィック

FF13のグラフィックは数あるPS3ソフトの中でも特に美麗です!
特にヴィジュアルワークスが制作したプリレンダムービーは鳥肌ものの美しさ!
ライトニングさんの美しさに惚れた方も多いのではないでしょうか?
通常時のグラフィックもとても綺麗で、ムービーとの差が過去作よりも少なくなったと感じました。
一部のムービーシーンや召喚演出は、アニメ業界に大きな影響を与えた神アニメーターの金田伊功さんが絵コンテを担当されました。
そのため、ムービーでは大迫力のアクションシーンが楽しめますよ!
オーディン召喚シーンは必見!
ロケーションが豊富な世界観

序盤はSF映画のような世界観で、「スター・ウォーズ」のような雰囲気を味わえます。
一方でファンタジー感のあるマップも多いので様々な風景を楽しめました!
個人的には「サンレス水郷」がBGMも含めてお気に入りのマップです♪
11章で訪れる「アルカキルティ大平原」も広大で美しいですよ!
ロード時間が短い
最初のロードだけは長めですが、戦闘開始時やムービーはほぼ一瞬でロードが完了します。
これだけ美麗なグラフィックのゲームなのに、HDDへのインストール無しでこのロードの速さは素晴らしい!
ロードゲーム時は今までのあらすじを読めるので待ち時間もあまり気にならないでしょう。
こういったロード時間を感じさせない工夫には好感が持てました!
不満点&気になったところ
自由度が低い

FF13のマップはほとんど一本道で分かれ道も少ないのが難点です。
探索する楽しみは11章を除けば皆無と言っていいでしょう。
更にほとんどのマップは一方通行なので戻ることができません。
魅力的なロケーションが多いだけに勿体ない!
成長システムの「クリスタリウム」はFF10のスフィア盤に似ていますが、こちらもほとんど1本道なので自由度は低めです。
ストーリーを進めないと成長に制限があるため、その章の上限まで強化してもボスに苦戦することがありました。
専門用語が多いストーリー

「パルス」「ファルシ」「ルシ」「コクーン」「パージ」などの専門用語が次々と飛び交います。
ストーリーを進めていけば理解できるようにはなりますが、初見では間違いなく混乱するでしょう。
もっと分かりやすい言葉でも良いのではないかと思いました。
ストーリー自体の質もイマイチです。
唐突な展開や主人公たちにとって都合のいい展開が多いと感じました。
説明不足な点も多いので、ストーリー重視の方には向かない作品です。
一方通行にするのならストーリーにもっと力を入れて欲しかったですね。
よく使うオプティマを登録できない
戦略的なバトルは評価できますが、パーティとオプティマの登録機能が欲しかったです。
仲間を入れ替えると設定したオプティマがリセットされてしまうのです。
オプティマをまた一から設定しなおすのは面倒くさく感じました。
序盤は退屈

FF13はストーリーが進むごとにシステムが解放されていくので、制限が多い序盤は退屈に感じました。
魔法もある程度シナリオを進めないと使えないので、最序盤はたたかうを連打してHPが減ったらポーションを使うというワンパターンな戦闘になりがちです。
パーティを自由に変更できるようになるまでかなり時間が掛かるのもどうかと思いました。
ストーリーの都合もありますが、プレイヤーに不自由を強いるようなシナリオはゲーム向きでは無いでしょう。
まとめ

- 映画のような迫力あるムービーを楽しみたい
- 緊張感のあるバトルシステムが好き
- 自由度が高いゲームよりもリニア進行のゲームの方が好き
- ライトニングさんカッコいい!
- リニア進行のゲームが嫌い
- ストーリーを重視する
- ムービーゲーが苦手
FF13はとても賛否が分かれる作品ですが、戦闘システム、音楽、グラフィックは一級品です!
ストーリーの出来をあまり気にしない方なら十分楽しめるでしょう。
ライトニングさんカッコいいし!
自由度の低いゲームデザインと一方通行のゲーム進行はそういうゲームだと割り切ってプレイしましょう!
でも、魅力的な世界観なのですから一度訪れた場所に戻れるようにして欲しかったです。
(ストーリー的に難しいかもしれませんが)
戦略性のあるバトルを求めている方にオススメの作品ですよ!
プレイ時間:不明(クリアまで40時間くらい?)
個人的評価:B
関連記事