ファイナルファンタジー10【サントラレビュー】3人の作曲者によるバラエティ豊かな音楽!

こんにちは、雪月あきら(@snowmoon0328)です。

今回は『ファイナルファンタジーX』(FF10)のサウンドトラックの感想を書きました。

FF10は本編シリーズとしては初めて3人の作曲者が音楽を担当された作品です。

そのため、過去作品以上にバラエティ豊かなBGMを楽しめますよ!

熱いボス戦BGM、神秘的なダンジョンBGM、切ないピアノ曲など、様々なジャンルの曲で物語を盛り上げてくれました。

テーマソング「素敵だね」のアレンジ曲も印象的です。

ゲームをプレイした方ならサントラが欲しくなることは間違いないでしょう!

補足

本記事はオリジナル版『ファイナルファンタジーX』のサントラレビューとなります。

リマスター版のサントラについてはあまり触れておりません。

製品情報

製品名:FINAL FANTASY X Original Soundtrack

作曲者:

  • 植松伸夫
  • 浜渦正志
  • 仲野順也

 

発売日:2004年5月10日

レーベル:スクウェア・エニックス

ディスク枚数:4

曲数:89(CD版では劇中のセリフが2つ収録されているので91)

3人の作曲家による名曲揃いのBGM

バラエティ豊かな音楽

FF10はナンバリング作品としては初の3人体制で作曲されました。

そのため今まで以上にバラエティ豊かな音楽を楽しめます!

FF10は東洋風の世界観なのでBGMもアジアンテイストの曲が多いのかと思いきや、意外にもそのような曲は少なめです。

ピアノ曲、ロック調、オーケストラ調、電子音楽など、様々なジャンルの曲でストーリーを盛り上げてくれますよ!

 

シリーズおなじみの植松さんはメインテーマである「ザナルカンドにて」や通常戦闘曲、劇中歌である「祈りの歌」やテーマソング「素敵だね」など重要度が高いBGMを担当されました。

「ザナルカンドにて」は数あるゲームのピアノBGMの中でも特に有名なのではないでしょうか?

各キャラのテーマ曲やダンジョン曲など、記憶に残りやすいメロディの曲が多いと感じました。

通常戦闘曲の「ノーマルバトル」は、最初に聴いたときは正直戦闘曲としては軽すぎるのではと思ったものです。

しかし、プレイしているうちに耳に馴染んてきて、今ではFF10の通常戦闘曲はこの曲しかないと思えるほど!

何回も聴くことになる曲ですが、飽きのこない曲調に仕上げた植松さんの手腕には驚かされました!

 

浜渦さんは透明感のあるBGMが多いと感じました。

「ビサイド島」や「スピラの情景」は聴いていると自然豊かなビサイド島の風景を思い出してとても癒やされます♪

ザナルカンド遺跡で流れる「いつか終わる夢」はダンジョンBGMとしては切ない曲調ですが、物語が終わりに近付いてきたことが感じられて鳥肌が止まりませんでした。

オーケストラ調のBGMも多く、「襲撃」や「決戦」はシチュエーションも相まってとても熱くなりましたよ!

ピアノ部分の優雅な曲調がとても浜渦さんらしくてお気に入り♪

一方で「Blitz Off」や「挑戦」のように電子楽器を使用したBGMもあるので飽きさせません。

 

仲野さんは緊迫感のあるBGMが多い印象があります。

敵襲時やピンチ時に流れる「急げ!!」や「迫りくる者たち」は時間制限があるわけでもないのに急ぎたくなってしまいましたよ!

ボス戦で流れる「敵襲」は不安を煽るようなオーケストラ調の曲で、ロック調のボス曲が多かったFFシリーズとしては異色です。

しかし、こちらもスピラを脅かすシンやそのコケラの恐ろしさを感じられて好きになれました!

一方でどこかノスタルジックなフィールドBGM「萌動」のように癒やされる曲もありますよ♪

(この曲はHD版のアレンジが神がかってます!)

ヴォーカル曲も多数

ヴォーカル曲の多さもFF10の魅力!

テーマソングの「素敵だね」は様々なBGMにメロディが使用されています。

「ユウナのテーマ」や「いつか終わる夢」など、要所要所でそのメロディを聴くことになるので印象に残ることでしょう!

 

寺院や祈り子の間で流れる「祈りの歌」シリーズは異国感あふれる独特なコーラスが魅力です。

召喚獣ごとにヴォーカルが異なるという気合の入れよう!

(設定を考えれば納得ですが)

歌詞を並び替えると…。

ムービー用の「異界送り」はパーカッションなどの楽器が追加され、よりアジアンテイストな曲調となっているのでお気に入り♪

 

最初のムービーで流れる「Otherworld」も激しいデスメタルな曲調はインパクト抜群!

美麗すぎる映像との相乗効果で一気に物語の中へと引き込まれてしまいましたよ!

PS2初期のゲームとは思えないリアルな音色

FF10はPS2初期のゲームで、大半のBGMはシンセサイザーによる打ち込みです。

(「ザナルカンドにて」や挿入歌、エンディングムービーなど一部の曲は生楽器による演奏)

しかし、一部の曲は生演奏に聴こえるほどリアルな音色だと感じました!

もちろん実際に生音を使用している曲と比べれば違いがわかるとは思いますけどね。

 

流石にストリングスは打ち込み感がありますが、ピアノやギターの音色はとてもリアル!

特に「スピラの情景」のアコースティックギターは生演奏だと勘違いしてしまったほどですよ!

生演奏の「ジェクトのテーマ」以上に生演奏っぽく聴こえるのは僕だけでしょうか?

「浄罪の路」や「深淵の果てに」のピアノも人が演奏しているシーンが浮かんでくるほどリアルに聴こえました♪

「Blitz Off」のベースもスラップ奏法の再現度が凄い!



好きな曲ベスト10!

音量注意!

試聴リンクには音量調節機能がありません。

音量にはご注意下さい。

10位

スピラの情景

作曲:植松伸夫 編曲:浜渦正志

 

ビサイド村など様々な場所で流れるBGMで、テーマソング「素敵だね」のギターアレンジ曲です。

村やお店などで使用されます。

スピラの日常を演出してくれる曲で、どこか寂しげなメロディがFF10の退廃的な世界観にマッチしていると感じました。

上述した通り、打ち込みでありながらとてもリアルなアコースティックギターの音色が魅力的♪

アコースティックギター特有の「キュッ」というフィンガーノイズや「コンコン」とギターを叩く音もしっかりと再現されています。

 

ブックレットには演奏者のクレジットが無かったので打ち込みだとは思いますが、それにしても音色がリアルすぎる!

実際は生演奏で、クレジットし忘れたのでは?

9位

いつか終わる夢

作曲:植松伸夫 編曲:浜渦正志

 

イベントシーンや終盤のダンジョン「ザナルカンド遺跡」で流れるBGMです。

こちらも「素敵だね」のアレンジ。

切ないメロディでありながら壮大さも感じられる曲調で、FF10のストーリーを盛り上げてくれる名曲です!

ザナルカンド遺跡では戦闘時もこの曲が流れっぱなしなので、究極召喚を求める旅も終わりが近付いていることを感じさせてくれました。

8位

召喚獣バトル

作曲:仲野順也

 

ラストバトル1つ前の連戦で流れるBGMです。

インターナショナル版以降は最強の隠しボスとの戦いでも使用されました。

 

イントロに「祈りの歌」のメロディが使われています。

とても壮大なオーケストラ調のBGMで、悲しい戦いでありながら熱くなってしまいました!

ただでさえ壮大な曲調なのに、終盤はさらに盛り上がるから凄い!

7位

襲撃

作曲:浜渦正志

 

ベベル突入シーンや終盤のシンとの戦いで流れるBGMです。

空をイメージさせる軽快かつ雄大さを感じる曲調が魅力のオーケストラ曲で、シチュエーションも相まって印象に残りました!

特にサビの部分の盛り上がりが熱すぎる!!

アップテンポで優雅さを感じられるピアノがまた心地良いのですよ!

 

「襲撃」という曲名は他のゲームだと村が襲われるシーンの曲とかに使われそうですが、FF10では主人公側が襲撃する時のBGMに使われました。

6位

素敵だね-オーケストラ・ヴァージョン-

作曲:植松伸夫 編曲:浜口史郎 ヴォーカル:RIKKI

 

スタッフロールで流れるテーマソングです。

ピアノのイントロがあの切ないエンディングにとてもマッチしていると感じました。

「素敵だね」のメロディは様々なBGMに使用されてます。

 

昔は挿入歌として流れる原曲のほうが好きだったのですが、今はオーケストラ版のほうが好みです♪

間奏のオーケストラ部分も壮大な物語が終わったんだという気持ちにさせられましたよ!

どことなくジブリっぽさを感じるのは僕だけでしょうか?

5位

Otherworld

作曲:植松伸夫 ヴォーカル:Bill Xtillidiex Muir

 

最初のザナルカンドでのブリッツボール試合のムービーで流れる挿入歌です。

良い意味でゲーム音楽らしくないデスメタル調の曲で、美麗かつ大迫力のムービーも相まって物語に一気に引き込まれてしまいましたよ!

Billさんの力強すぎる歌声もカッコいい!!

 

この曲はもう一か所使用される場面があります。

そちらもシチュエーションが良すぎてめちゃくちゃ熱くなりましたよ!!

4位

シーモアバトル

作曲:植松伸夫

 

シーモア最終異体との戦いで流れるBGMです。

イントロの電子音とシンセサイザーによるコーラスがシーモアとの最後の戦いを盛り上げてくれました!

今までのシーモア戦はおどろおどろしさを感じる曲ばかりだったのですが、この曲はかなりノリノリなプログレッシブ・ロック。

アップテンポなオルガンや激しいドラムでとても熱くなれましたよ!

 

問題はシーモア最終異体があまり強くないこと(笑)

終異体はかなり苦戦したのですが…。

3位

決戦

作曲:浜渦正志

 

ラスボス最終戦のBGMです。

ピアノが主旋律のオーケストラ曲で、戦闘曲でありながら優雅さを感じました。

イントロの禍々しさは全ての元凶の出現、そして明かされたある真実を表現しているのかもしれません。

あまり戦闘曲っぽくはないのですが、あの異空間でのバトルにとてもマッチしているんですよ!

全ての悲しみを終わらせるための戦いにふさわしい神曲と言えるでしょう!

 

問題はラスボスがあまり強くn(ry

2位

ザナルカンドにて

作曲:植松伸夫

 

オープニングの焚き火シーンで流れるピアノ曲です。

「全部話しておきたいんだ」というティーダの台詞と共に物語が始まります。

 

FF10のストーリーの大半はこのザナルカンドに到着するまでの回想だったと分かった時は衝撃でした!

道中ではティーダの語りが度々挿入されますが、ザナルカンド遺跡に到着してからはこのオープニングの続きとなるため、ティーダの語りが入らなくなります。

だから誰かと話しているような語りだったのですね。

 

個人的に数あるゲームのピアノ曲の中でも特に好きな1曲です。

切ない曲調がFF10のストーリーと凄くマッチしているんですよ!

「萌動」や「明かされた真実」などアレンジ曲もありますが、ストーリー上で原曲が使用されるのは焚き火のシーンと中盤のとあるシーンのみ。

使用回数は少ないものの、効果的に使われたのでどちらのシーンも印象に残ってます。

1位

極北の民

作曲:浜渦正志

 

1位はガガゼト山のBGM!

ストリングスがメインの落ち着いた曲です。

前半は雪山の過酷さを表現するような重々しい曲調ですが、後半のピアノや木琴、イーリアンパイプ(?)のパートが神秘的でお気に入り♪

ザナルカンド遺跡の前のダンジョンであるためか、どこか神聖さを感じる曲です。

 

キマリの宿敵であるビランとエンケとの対峙シーンでも使用されます。

過酷な環境で暮らすロンゾ族を象徴する曲でもあるのでしょう。

特にガガゼト山でキマリがその二人と決着をつけるシーンで使用されたのが印象的でした。

対峙シーンから流れ、後半の盛り上がるパートと共に戦闘に突入する演出が熱い!

まとめ

こんな人にオススメ!
  • 様々なジャンルの音楽を聴きたい
  • 神秘的な音楽が好き
  • 切ない音楽を求めている

『ファイナルファンタジーX』はストーリーが特に評価されている作品です。

脚本のクオリティはもちろんですが、数々の名曲たちがストーリーをより感動的なものにしているのでしょう!

切なさや神秘的な雰囲気を感じられる曲が多めですが、ボス戦は激しい曲が多いので熱くなれますよ!

バラエティ豊かなサントラを求めている方には特にオススメです!

 

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スクウェア エニックス (cd)

注意!

「Amazon Music Unlimited」で聴く場合やダウンロード版のサントラには、劇中のセリフである「全部話しておきたいんだ」と「思い出してください」が収録されてません。

欲しい方はCD版のサントラを購入しましょう!

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ゲームブログ「ゲーム戦士の足跡」管理人。 仕事中もゲームとブログのことばかり考えているヌルゲーマー。 好きなゲームのジャンルはRPG、アクション、アドベンチャー。 萌え系の作品も硬派な作品も子ども向けの作品も好きです! ゲーム以外の趣味はアニメ観賞と読書。たまに絵も描きます!