
今回はPS4ソフト
「デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション」をレビューします!
本作は新主人公「ネロ」を操作してストーリーを進めます。
新主人公なので最初は不安に思ったこともありますが、ネロもダンテに劣らないほど魅力的なキャラだと感じました!
彼の「デビルブリンガー」による新アクションはとても便利で、爽快感は3にも劣らないほどですよ!
前作までの主人公「ダンテ」を操作する場面もあるので、前作までのファンの方も楽しめるでしょう!
スペシャルエディションではプレイアブルキャラや日本語ボイスなど、様々な要素が追加されているので、シリーズの中でも特にボリュームがある作品です!
高難易度アクションが好きな方にはたまらない作品となるでしょう!
僕はHUMAN(低難易度)モードでプレイしました。
低難易度でも極端に簡単になってしまうことはないので楽しめましたよ♪
目次
作品情報
製品名:デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション
対応機種:プレイステーション4、Xbox One
ジャンル:スタイリッシュアクション
発売&開発元:カプコン
発売日:2015年6月18日(PS3版:2008年1月31日)
CERO:C
PS3版との違い

- 画質・グラフィックの向上
- プレイアブルキャラクターの追加
- コスチュームの追加
- ゲームバランスの調整
- オートセーブ機能の実装
- レジェンダリーダークナイトモードを追加
- ターボモードを追加
- 日本語ボイスの追加
評価点
デビルブリンガーによる爽快なネロのアクション

本作の主人公「ネロ」は「デビルブリンガー」という悪魔の手を持っています。
レッドクイーン(剣)による近接攻撃も充分爽快なのですが、このデビルブリンガーがとても便利!
離れた敵を掴んで引き寄せたり、敵を掴んだまま盾にすることができるんです。
大型の敵に使用すると瞬時に相手の懐に飛び込むこともできますよ!

ネロはダンテと比べると使用できる武器は少ないですが、それが気にならなくなるほどデビルブリンガーのアクションは便利ですよ!
新アクションが多いですが、とても操作しやすいキャラだと感じました♪
シリーズおなじみの変身能力「デビルトリガー」を発動すれば更に強力な攻撃も可能です!
スタイルチェンジによる多彩なダンテのアクション

本作の「ダンテ」は、3で追加されたシステム「スタイルチェンジ」をいつでも発動可能になりました。
敵によってスタイルを変えながら戦えば有利に進められますよ!
使用できる武器も多いので、ネロと比べると多彩な戦い方が可能です。
前作をプレイした方なら違和感なく操作できるでしょう!
魅力的なキャラクター

新主人公「ネロ」はクールなダンテと比べると王道熱血主人公という印象を受けました!
愛する女性「キリエ」を救うために戦うネロを応援したくなりましたよ!
若さゆえに感情的になるシーンもありますが、ダンテのようにカッコ良く敵を挑発したりと見ていて気持ち良いキャラでした♪

前作までの主人公「ダンテ」は年長者としての貫禄があり、とても頼れるキャラです!
初代よりも後の時系列なので、2のダンテに次ぐほどの渋さが魅力的に感じました。
彼とはストーリーで戦うことになりますが、前作までの主人公だけあってなかなかの強敵ですよ!

敵キャラはマッドサイエンティストの「アグナス」が見ていて面白かったです(笑)
外道なキャラではありますが、なかなか憎めませんでした!
キリエの兄「クレド」も、誇り高き騎士としての魅力があります!
クオリティの高いBGM

DMC4の戦闘BGMは3と同様にヴォーカル入りの熱いハードロック調BGMです!
ボス戦BGMはノリノリな曲ばかりなので、熱くなれること間違いなしですよ♪
通常戦闘曲はネロとダンテで違います。
ダンテ操作時は初代の後半通常戦闘曲のアレンジバージョンが流れるので懐かしく感じました!
本作の世界観にマッチしたオペラ調のBGMもお気に入りです♪
終盤のボス戦BGMはその姿にふさわしい壮大なコーラス曲で神々しさを感じました!
プレイアブルキャラクターが多い

デビルメイクライ4スペシャルエディションでは、「ネロ」と「ダンテ」だけでなく、
「レディ」「トリッシュ」「バージル」でもプレイ可能です!
もちろん、それぞれのキャラは操作感が違うので、新鮮な気持ちでプレイできるでしょう!

特にレディは銃火器による遠距離攻撃が得意なので、他のキャラと全く異なる操作感です。
近接戦闘に飽きたら彼女でプレイしてみましょう!
美しいグラフィック

元がPS3ソフトだということを考えれば、DMC4のグラフィックはかなりレベルが高いです!
キャラのモデリングはとても気合が入っており、男性キャラはとてもイケメン!女性キャラはセクシー過ぎて実にけしからんです!
ボスキャラのモデリングもかなり気合が入っていると感じました!
特に「ベリアル」は最初のボスとは思えない迫力!

背景もとても美しいです。
DMCシリーズの世界観は暗いイメージがありましたが、4の街や森などは明るい色彩で描かれているので新鮮な気持ちでプレイできました!
もちろん古城などダークファンタジーらしい暗めのマップもありますよ!
大分改善されたカメラワーク

過去作品と比べると視点を動かせるエリアが増えたので、今までの問題点だったカメラワークに関しては大分改善されました!
視点が固定のエリアもいくつかありますが、本作ではそれほど厄介に感じたことはなかったです。
日本語ボイスの採用
デビルメイクライシリーズは今までは英語ボイスでしたが、4のスペシャルエディション版から日本語ボイスが採用されました!
起用されている声優さんは有名な方ばかりなので、声優好きには嬉しいポイントですね!
今まで通り英語ボイスも収録されているので、好みによって変更すると良いでしょう。
ただ、ひとつだけ問題点も…。
不満点&気になったところ
面倒な敵が多い

過去作品にも面倒な敵はいましたが、本作は特に面倒な敵が多いと感じました。
雑魚敵では
- 地面に潜りながら素早い動きで攻めてくるため攻撃が当てにくい「カットラス」
- 雷を纏って物凄い速さで移動し、耐久力もある「ブリッツ」
- 霧を纏っていて硬く、手が出せない位置に逃げることもある「メフィスト」
辺りが特に厄介でした。
どの敵も対処法はあるものの、何体も現れると非常に面倒です。
(ブリッツは戦う機会が多くないのが救いですが。)
MISSION18のボスも非常に厄介でした。
このボスはとても巨大で、複数の足場を渡りながら複数の弱点を破壊していく特殊なバトルです。
しかし足場を壊されてしまうことが多く、攻撃できるチャンスが少ないのでとても時間がかかりました。
二度と戦いたくないボス筆頭です!
面倒な仕掛けが多い

過去作品にも面倒な仕掛けはありましたが、本作では特に気になりました。
特に「刃の歯車」をネロの技「バスター」で攻撃して移動させる仕掛けは、移動距離がそこそこ長い場合もあったのでダルかったです。

一部の場所で行う「スゴロク」も、バスターでサイコロを攻撃すれば狙った目を出せますが、目押しが苦手な方はかなりの足止めを食らうでしょう。
僕は目押しできますが、それでも面倒だなぁと感じてしまいました。
このシリーズは爽快感のあるバトルがメインなので、面倒な仕掛けは極力省いて頂きたかったです。
マップ・ボスの使い回し

ストーリーの途中からダンテを操作するのですが、ネロが通ってきた道を戻っていくことになります。
つまり、同じ場所を2回攻略することになるんです。
ボスもネロが戦ってきた相手ばかりなので、「またか」と思ってしまったことも…。
まあ、ボスの使い回しはいつものことではありますけどね(汗)
日本語ボイスと日本語字幕が合ってない
本作では日本語ボイスが追加されましたが、字幕と音声が合ってません。
そのため、日本語ボイスで楽しみたい場合は字幕をオフにしないと違和感を覚えるでしょう。
英語ボイスでプレイする場合は問題ありませんが、新しく日本語ボイス対応の字幕も作って頂きたかったです。
まとめ

ネロのデビルブリンガーによる新アクションはとても便利で、アクションの幅が広がりました!
ダンテはスタイルチェンジがいつでも発動可能になったことで、あらゆる敵に対応できますよ!
2人の主人公はどちらも見ていて気持ちの良い性格でした♪
システム自体はかなりパワーアップした一方で、面倒な仕掛けや敵などストレスが溜まる要素がやや多いと感じました。
面倒な仕掛けは極力省いて、バトルに集中させて頂きたかったです。
それを差し引いても名作と言えるクオリティではありますけどね!
爽快かつ多彩なアクションを楽しみたい方にオススメの作品です!
スペシャルエディション版なら操作できるキャラが更に増えているので、今からプレイするのであればそちらをオススメします!
プレイ時間:7時間
個人的評価:A
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