
今回は「デビルメイクライ2」をレビューします!
デビルメイクライシリーズはダークな世界観と爽快なスタイリッシュアクションが魅力のシリーズですよね。
しかし本作はアクション面での問題点が多い作品です。
そんなDMC2の感想を正直に書いていきますよ!
僕はダンテ編のみクリアしました。
ルシア編はMISSION5の辺りで止まっています。
目次
作品情報
製品名:デビル メイ クライ 2
対応機種:プレイステーション4、プレイステーション2(オリジナル版)、プレイステーション3(HDリマスター版)、Xbox360(HDリマスター版)、XboxOne(HDリマスター版)
ジャンル:スタイリッシュ ハイアクション
発売&開発元:カプコン
発売日:2018年3月15日(PS2版:2003年1月30日)
CERO:C
評価点
前作から追加・改良されたシステム

本作は初代よりも移動速度が上昇し、デフォルトで二段ジャンプができるようになりました。
ザコ敵のHPが表示されるようになったり、銃がワンボタンで切り替えられるようになったりと細かい部分が改良されてます!
回避アクションも使いやすくなりました!
瀕死状態でデビルトリガーを発動すると普段よりも強力な魔人に変身できます。
攻撃力が非常に高いのでボスのHPを削りきってくれますよ!
もうダメだと思った時に変身してみたら一発逆転できたこともあるので助かりました!
これでトドメを刺せないと終了ですけどね(汗)
ロック調のBGM

個人的にBGMは前作よりも好みです♪
前作同様ロック調のBGMが多いのでバトルでは熱くなれました!
戦闘曲の種類が多いのも嬉しいポイントです!
もちろんダークな世界観に合ったコーラス曲など、荘厳な雰囲気のBGMもありますよ!
アミュレットによるデビルトリガー変化

アミュレットを付け替えることで、デビルトリガー(変身)発動時の能力が変わります。
走る速度が上昇したり空を飛べるようになったりするので、状況によって付け替える面白さがありますよ!
空を飛ぶ能力は取りづらい位置に配置されたオーブを取るのに役立ちました♪
他にも変身時の攻撃力を上げたり、回復力を高めるアミュレットもあります。
僕はゴリ押しでダメージを受けることが多かったので回復力を上げてました(笑)
グラフィックの向上

キャラクターのモデリングは前作よりも向上しました!
「ダンテ」は前作以上に格好良くなりましたし、もうひとりの主人公「ルシア」も美人です!

悪魔や背景のグラフィックも前作より綺麗です!
序盤のボス「オラングエラ」と戦う場所を見た時は特に背景グラフィックの進化を感じました!
ビルと一体化したボス「ネファステュリス」のインパクトも凄まじかったです!
ムービーも前作よりクオリティが上がりました!
序盤の町崩壊シーンや「ネファステュリス」出現シーンはかなりの迫力ですよ!
(画質の悪さは相変わらずですが…。)
渋さが魅力のダンテ

2のダンテは初代と比べると寡黙な性格で渋い大人としての魅力があります!
前作から数年経ったことでクールさが増したのでしょう。
敵に軽口を叩く前作のダンテが好きだった人からは評価が分かれていますが、個人的には落ち着きのある2のダンテも好きですよ!
続編にも受け継がれたシステム
一度クリアしたMISSION(ストーリー)ならMISSION選択画面で好きなところからプレイし直せるようになりました。
特定のボスともう一度戦いたい時に役に立ちますね♪
バトルに特化したモード「ブラッディパレス」も本作で初登場しました!
純粋にバトルだけを楽しみたい方にとっては嬉しいモードですね!
様々なロケーション

本作は古びた街や遺跡だけでなく、高層ビルが建てられた都会や油田などの近代的なステージもあります。
もちろんダークファンタジーらしいおどろおどろしい場所もありますよ!
様々なロケーションを楽しめるところは魅力ですね♪
不満点&気になったところ
爽快感の激減

DMC2は前作と比べると爽快感がかなり減少しました。
剣を降る時の動きが微妙にモッサリしています。
動きが重いだけならまだ良いのですが、敵に攻撃をヒットさせた時のエフェクトや効果音が地味なので前作と比べるとあまり気持ちよくありませんでした。
また攻撃後の硬直のせいで技をキャンセルして回避することができなくなったのが一番の問題点!
本作は怯まない敵も多いので攻撃をキャンセルできずに反撃されてダメージを受けてしまうことが多かったです。
やたらホーミング性能の高い敵の遠距離攻撃は回避に徹していても当たってしまいますけどね…。
コンボも前作と比べると繋げにくくなったと感じました。
敵を剣で攻撃すると吹っ飛ぶので、剣だけではスタイリッシュランクを維持するのが難しいのです。
スタイリッシュランクは敵が落とすオーブの大きさにも影響するので困りました。
剣で吹っ飛ばしたら銃で追撃するか、ローリングで近付くことでランクを維持できます。
しかしそういった戦い方を強制されるので戦闘が単調だと感じました。
銃ゲーへと変貌したアクション

DMC2は銃ゲーです!
何故なら本作は飛行タイプの敵が多いからです。
空中の敵には剣による攻撃を当てづらいので、どうしても銃に頼ってしまいます。
剣がほとんど届かない敵もいますからね…。
地上の敵も怯まない敵を相手にする場合は遠くから銃で攻撃するパターンが多かったです。
特にボスはなかなか硬いので□ボタンを押しっぱなしにしてチマチマと削るパターンがほとんどでした。
退屈なバトルになってしまったのはスタイリッシュアクションとしては大きなマイナスポイントです。
どの剣でもアクションが変わらない

本作には3種類の剣が存在しますが、どの剣でも技は全く変わりません。
攻撃力とリーチが異なるだけです。
前作は武器ごとに技が変わったので物足りませんでした。
というか前作の武器「イフリート(炎の拳)」はどこやったの!?
前作でお世話になった突進技「スティンガー」がショボくなったのもショックでした(泣)
ウォールハイク(壁走り)が暴発する
本作はスタイリッシュランクを繋げるためにローリングを多用します。
しかし、壁際でローリングをしようとすると本作の新アクション「ウォールハイク」が暴発してしまうことがあります。
そのせいで被弾したり上手くコンボが繋げられなかったこともありました。
ウォールハイクはワンボタンではなく、別のボタンと組み合わせることで出せるようにして欲しかったです。
相変わらず厄介なカメラワーク
前作より多少マシになりましたが、本作でもアングルは固定でカメラを自由に動かせません。
画面外から攻撃されるとどうしても避けられずにダメージを受けてしまします。
やはり3Dアクションゲームは自由な視点変更ができるようにして頂きたかったです。
役に立たないマップ

本作にもマップがあるのですが、目的地どころか現在位置すら表示されないので自分がどこにいるかわかりませんでした。
これではせっかくのマップも意味が無いでしょう。
印象が薄いストーリー

DMC2はストーリー展開も単調で意外性がありません。
ダンテにはウロボロス社のCEO「アリウス」を倒しに行く以外にも、偉大な父を超えるという目的もあります。
しかし、その描写が薄かったのが勿体なく感じました。
まとめ

2はモッサリアクションだと聞いていたのである程度は覚悟してましたが、やはり初代と比べると爽快感が足りません。
アクションが単調になってしまったのも残念なポイントです。
しかし映像表現やBGMなどは初代よりもパワーアップしていると感じました!
特にBGMはサントラが欲しくなるほど気に入りましたよ♪
寡黙なダンテも個人的には格好良いと思ってます!
プレイ時間:6時間
個人的評価:D
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